【米国株】NIOの将来性~中国のEV市場を牽引する中国版テスラ~

  • 2020年10月15日
  • 2021年7月14日
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本記事では、中国版Tesla(テスラ)と称されるNIO(上海蔚来汽車)について、私が調べた情報を備忘目的で記事に纏めています。

 

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者これから株式投資を検討している人

 

 

本記事では、米国株としてニューヨーク証券取引所に上場しているNIO(上海蔚来汽車)の現状やIPO後の株価推移と過去に起きた出来事、電気自動車(EV)市場を含めたNIOの将来性などについて詳しく解説します。

 

 

本記事を読む事で、「EV市場における米国株であるNIOの戦略」や「なぜNIOが現状、魅力的な投資対象の1つであるのか」を理解する事ができます。

 

 

NIOはこれから中長期的に成長が期待できるグロース株の1つです。

 

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【米国株】NIOの将来性~中国のEV市場を牽引する中国版テスラ~

NIOの将来性に期待ができる理由とNIOの特徴

米国株のNIO(ニオ)は「将来性に大きな期待ができる」と個人的に強く思える中国の新興電気自動車メーカーです。

 

 

その理由は主に3つ。

 

  1. 世界最大のEV(電気自動車)市場でリーダー的存在
  2. 戦略的なマーケットポジショニング
  3. プロモーション力が高い

 

 

詳しい理由は、NIOの特徴を紹介した後に本記事内に纏めています。

 

 

まずは、簡単にNIOの特徴を見ていきましょう。

 

NIOの特徴とこれまでの道のり

NIOは、世界最大のEV市場規模を誇る中国において、高級電気自動車のパイオニア的存在です。

 

 

2018年9月にニューヨーク証券取引所に上場する前から時価総額$10億を超えるユニコーン企業として注目を集めていました。

 

 

上場するまでは順調な滑り出しを見せていましたが、主力製品の発火事故をトリガーに、人員削減や事務所の閉鎖、中国政府の補助金削減などの逆風にさらされ、一時的に資金繰りが悪化し、財政難に陥った過去があります。

 

 

2019年はまさに瀕死状態で、株価も一時期$1台まで低下しました。ただ、最終的に資金調達に成功し、死の谷を見事に乗り越えています。

 

 

むしろ、2020年に入ってからは、販売台数は過去最高を記録、粗利益率も2020年Q2四半期ではプラスに転換するなど、復調の兆しを見せて、勢いに乗っています。

 

 

さらに2020年9月の販売台数は単月で過去最高記録を塗り替え、Q3の販売台数も記録を更新。粗利益率も大きく改善しています。

 

 

加えて、廃止の方向性にあったEV補助金も延長され、「2025年までには販売台数の20%は電気自動車にする」という中国政府の方針もNIOにとって追い風になりそうです。

 

 

NIO創業者のウィリアム・リーは大気汚染で真っ白に染まった中国の空を見て、「電気自動車で空を青くする」と決意し、Blue Sky Comingというスローガンを提唱、このスローガンをNIOの中国語名、「上海蔚来汽車」に反映するなど、使命感と苦境を乗り越える強いマインド、リーダーシップを持っています。

 

 

CEOの強いリーダーシップのもと、NIOはユーザー評価を高め、今日では高品質のブランド車という認知を得るまでに至っています。実際、2020年9月の日経新聞でも「高品質のブランド車として高く評価され、顧客好感度もBMWやベンツ、Tesla(テスラ)よりも高い」といった記事が掲載されています。

 

 

膨大な潜在ポテンシャルを秘める中国のEV(電気自動車)市場において、緻密な戦略と逆境を乗り越えていく力強さを持ち合わせているのがNIOです。

 

 

そんなNIOについて、「なぜNIOの将来性が期待できるのか?」、理由を詳しく見ていきましょう。

 

NIOの将来性に期待できる理由①: 世界最大のEV(電気自動車)市場でリーダー的存在

NIOの将来性に期待できる理由1つ目は、「世界最大のEV(電気自動車)市場でリーダー的存在」である点です。

 

 

ガソリン車で世界最大市場である中国は、EV(電気自動車)車でも世界最大市場です。

 

 

中国のEV(電気自動車)市場の圧倒的な大きさや成長率の高さを示しているのが、下記の棒グラフです。

 

中国のEV(電気自動車)市場規模

<出典:NIO-S-1に記載あるFrost&Sullivanのリサーチデータ>を基に筆者が加工

 

NIOのS-1に掲載されている調査会社Frost&Sullivanの市場調査によれば、2017年から2020年Eまでの各エリアにおけるEV販売台数は5年間で5倍近く拡大すると予測されています。さらに、内訳を見ると、2022年E時点では、中国での販売台数が全体の半分以上を占める予想。さらに、市場全体のCAGRは+36.0%に対し、中国では+40,8%となっています。

 

 

中国市場が急激に拡大する背景には、中国の国策が関係しています。上海、北京などをはじめとした大都市での大気汚染問題の解決策の1つが、電気自動車になると考えているからです。中国政府は、「新規のガソリンエンジン車の工場建設を認めなかったり」、「電気自動車購入の際には補助金を支給する」など、国策として電気自動車の普及を強力に推進しています。

 

 

中国政府の手厚い支援を受けられる事からも、中国では多くの新興EVメーカーが乱立、直近5年間で50社近いEVメーカーが中国のEV市場に参入しています。

 

NIOの将来性に期待できる理由②: 戦略的なマーケットポジショニング

NIOの将来性に期待できる理由2つ目は、「戦略的なマーケットポジショニング」です。

 

 

競争の激しいEV(電気自動車)市場において、NIOが埋もれる事なく、頭1つ抜き出ている理由は、戦略的にマーケットポジショニングが行われているからです。

 

 

米国株NIOのEV(電気自動車)の中国市場での主戦場は「プレミアム&SUV」セグメントです。

 

 

綿密な市場調査と明確な戦略があったからこそ、「中国版のテスラ」と呼ばれ、プレミアムEV市場のパイオニアとして中国の電気自動車市場を牽引している存在になっています。

 

 

NIO(上海蔚来汽車)がプレミアム&SUVに明確にポジショニングしている理由は次の2つです。

 

  1.  中国の自動車市場のセグメント別市場規模と成長率
  2.  中国の自動車市場の車種別市場規模と成長率

 

【米国株】NIOの電気自動車のポジショニング根拠①:中国の自動車市場のセグメント別成長率

中国自動車セグメント別販売台数の推移

<出典:NIO-S-1よりFrost&Sullivanのリサーチデータ>を基に筆者が加工

 

中国の自動車市場のセグメントは、車の性能やブランド、認知度、価格などの要素から大きく3つに分けられます。

 

  1.  Entry(エントリー)
  2.  Middle range(ミドル)
  3.  Premium(プレミアム)

 

 

上記セグメントの中でも最も成長しているのが、プレミアムセグメント。当時の予想では、マスマーケットの市場を奪う形で2013年~2017年のCARGは+15.7%、調査会社の予想では2017年~2022年Eにおいても+12.4%の成長が予想されていました。同調査会社によると、2022年までに中国国内の富裕層人口は5億人まで増える事が予想され、プレミアムセグメントの潜在ポテンシャルの高さを示しています。

 

 

NIOが、プレミアムセグメントをメインターゲットにする理由は、こうした増加する富裕層人口と最も市場成長率の高さが背景にあります。

 

【米国株】NIOの電気自動車のポジショニング根拠②:中国の自動車市場の車種別成長率

 

中国自動車車種別販売台数

<出典:NIO-S-1よりFrost&Sullivanのリサーチデータ>を基に筆者が加工

 

中国の車種別自動車販売台数の内訳と予測値です。

 

 

車種としては、SUV需要が急速に成長しています。2013年に約3.7M台だった販売台数は201年に約10.8M万台に約3倍に伸び、2022年Eには約16.9M台の販売が予測されています。CAGARにして+9.4%です。

 

 

NIOの主力製品は2017年12月に発売をした「ES8」というSUVです。NIO初の量産車で、LEVEL2の自動運転技術やNOMIと言われるAIアシスタントスピーカーなどが搭載。NIOは自インテル傘下のMobileeye社と戦略的に提携を結ぶなど、自動運転システムのエンジニアリングや製造に力を入れています。

 

NIOの電気自動車のポジショニング全体像

 

NIOが描いているEV(電気自動車)市場におけるポジショニング全体像を見てみましょう。

 

NIOの電気自動車のポジショニング

<出典:NIO-S-1よりFrost&Sullivanのリサーチデータ>

 

グラフにあるようにEV市場には多くのプレーヤーが存在し、特に販売価格帯の安いエントリーやミドル市場での競争が激しい事が分かります。

 

 

NIOは先の市場調査結果を踏まえ、富裕層向けのプレミアムセグメントで需要の高いSUVを販売する戦略を取る事で、多くの競合メーカーとの戦略的な差別化を測っています。

 

NIOの将来性に期待できる理由③: プロモーション力が高い

 

NIOの将来性に期待できる理由3つ目は、プロモーション力が高い点です。

 

 

NIOは毎年、NIO Dayと呼ばれる顧客向けの大規模なイベントを開催しています。

 

 

NIO Dayでは、CEO自らNIOのビジネスプランや現状や今後の展開などについてプレゼンテーションを行います。

 

 

さらに、新車種やバッテリースワップなど新しいサービスを発表する事で、サプライズ性を持たせた仕掛けを行っています。

 

 

2021年に行われたNIO Day 2020では、新車種ET7の発表を行い、その場でプレオーダーを受け付け申込みが殺到しています。

 

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【米国株】NIOの競合はTesla(テスラ)

米国株NIO(上海蔚来汽車)の主戦場で主な競合となってくるのが米国の電気自動車大手のTesla(テスラ)です。

 

 

NIOが販売しているSUVの価格帯は6万~8万ドルですが、2018年のIPO当時の資料を見ると、Teslaの主力車種であるモデルXは、NIOのES8の約3倍近い販売価格(消費者コスト)になっています。

 

 

当時、Tesla(テスラ)は米国生産品を輸出する事で、輸入関税が高くついてしまい、多くの消費者には届かず、NIOは価格面での優位性を打ち出す事ができました。

NIOとTeslaの販売価格差

<出典:NIO-S-1>

 

ただ、Tesla(テスラ)は、ローカル企業との合弁でしか外資企業による自動車生産をを認めてこなかった中国政府を説得し、2019年には上海に最大50万台もの生産が可能な巨大な工場、上海ギガファクトリーを建設、生産を開始しています。

 

 

量産体制が整った中国生産品は、米国生産品よりも最低50%は安くなると言われており、低価格販売が可能になる事から、Tesla(テスラ)にとって課題となっていた高い輸入関税問題はクリアされる事になります。

 

 

中国で最も販売台数が多く、ブランド認知も高いテスラとどう戦っていくかが、NIOを含めた新興EVメーカーの課題になりそうです。

 

 

そんな状況の中、NIOはTesla(テスラ)との差別化戦略の1つとして、BaaS(Battery As A Service)を2020年8月に発表しています。

 

 

車とバッテリーを分離し、車体本体のみを所有し、バッテリーはサブスクリプションモデルでリースする新しい販売形態です。

 

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消費者がBaaSでの購入を選択した場合は、消費者の初期投資コストを大きく削減する事が可能になるので、インパクトは大きいのではないでしょうか。

【米国株】NIOの株価推移

米国株のNIO(上海蔚来汽車)の株価推移と共に過去の出来事や苦難の状況を振り返っていきたいと思います。

 

 

下記のグラフは、2018年8月の上場以降、2020年10月までの株価推移です。

 

NIOの株価推移

<出典:TradingView>

 

米国株NIOの株価推移を見てみると、2019年は苦難の年だった事が分かります。

 

 

2018年8月の上場から、1年も経たない2019年4月に主力SUVの「ES8」の発火事故が起こった事が主な理由です。さらに、不具合の可能性があった約4,800台をリコール。これを受け、2019年4月~6月期の「ES8」の販売台数と売上は激減。2019年Q2決算で発表された損失額は約490億円と市場予想を大幅に上回り、財政難で瀕死の状態に陥った事で、1,000人近い人員削減や海外事業所の縮小、フォーミュラEレーシングチームなどを売却などの対応を行っています。

 

 

さらに、追い打ちをかけるように、中国政府によるEV補助金の大幅削減などの逆風があり、消費者マインドが低下し、EV市場全体が急減速。NIOを含む新興EVメーカーは相次ぎ苦境に陥った時期でしたが、悪材料が重なり、先行き見通しの不透明感が高かったNIOの株価は一時期$1台まで下落しています。

 

 

ただ、結果的に、NIOは中国の国有企業数社から10億ドルの資金調達に成功し、死の谷を乗り越えています。

 

 

むしろ、2020年に入り、状況好転を受け、NIOの株価は急激に上昇している事が分かります。

 

 

2020年以降、シンプルに好決算や市場予想を上回る結果を出している事が理由です。

 

 

NIOの2020年Q1決算は、依然として営業赤字は続くものの、損失額は過去最低額となり、2020年Q2決算では、納車台数は1万台を超え過去最高記録を叩きだし、赤字幅も大幅に減少。マーケットの中でNIOに対する期待感が再び戻ってきています。

 

 

また、NIOは2020年8月に公募増資を行っています。公募増資により、自動運転技術の研究開発や海外展開の強化など、事業を成長させる為の投資を加速する事が可能になります。

 

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中国EVメーカーの公募増資と株価推移

 

 

中国政府のEV購入補助金も2022年まで延長が決定し、さらに中国国内における「電気自動車(EV)の販売比率を全自動車販売の20%にする」という方針が出されている事から、EV市場に再び追い風が吹き始めた状況です。

 

NIOの将来性を計る上で重要な指標とNIOの現在地

NIOの将来性を計る上で重要な指標とNIOの現在地(本記事執筆時点)について、3つの視点で見てみましょう。

 

  1.  NIOの電気自動車の販売台数
  2.  NIOの売上、粗利益率の推移
  3.  NIOの市場での品質ブランド力評価

 

1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

NIOの将来性を計る指標①: 電気自動車の販売台数

NIOの将来性を計る指標1つ目は、「NIOの電気自動車の販売台数」です。

 

実際に、NIOの電気自動車の販売台数を見てみましょう。

 

NIOの販売台数2020年1月~9月

<出典:NIO>

 

2020年1月~9月までの販売台数の推移を見ると、右肩上がりで伸びており、2020年の販売台数は累計で26,000台を超えています。

 

 

 

さらに、2020年9月単月では、4,708台と単月でも過去最高を記録、四半期ベースでも2020年Q3の販売台数は過去最高記録を打ち出しています。

 

 

四半期ガイダンスも上回っている事を既に示唆しています。

 

NIOの将来性を計る指標②: 売上、粗利益率の推移

NIOの将来性を計る指標2つ目は、「売上、粗利益率の推移」です。

 

実際にNIOの売上、粗利益率、純損失の推移を見てみましょう。

 

NIOの売上_粗利益率_純損失の推移

<出典:NIO Financial Results>の数字を基に筆者が作成

 

2019年Q2は純損失が大きかったNIOですが、2020年に入ってから縮小傾向にあります。また、2020年Q2時点では粗利益率は四半期ベースでプラスに転じ、純損失も大きく減少。前年同期と比べて半分以下になっています。

 

 

NIOの2020年Q3の販売台数は、先述した通り過去最高を記録しているので、2020年第三四半期の売上や粗利益率の改善が期待できます。

 

NIOの将来性を計る指標③: NIOの市場での品質ブランド力評価

NIOの将来性を計る指標3つ目は、「NIOの市場での品質ブランド力評価」です。

 

 

NIOはES8の発火事故により、一時期ブランド価値を毀損し、信頼を失いかける時期がありましたが、現在はNIOの市場でのブランド力は高く評価されています。

 

 

それを示しているのが下記の新エネルギー車における品質ブランドランキングです。

 

NIOの品質ブランド力評価
<出典:J.D.Power>

 

NIOのトラブル発生頻度は、新エネルギー車全体の平均を大きく下回り、テスラを下回っています。

 

NIOのトラブル発生頻度

<出典:NIOtime>

 

また、中国の自動車市場における推奨ブランドランキングにおいてもNIOは業界平均値やテスラを上回る結果を得ています。

 

 

EVメーカーの鬼門となる「品質」において高評価を受けている点は大きなプラス要因です。

 

 

NIOも直面した「品質問題」と「資金繰り」は多くの新興EVメーカーの課題だからです。

 

 

例えば、2020年にナスダックに上場したXpengも、TeslaやNIOと同じように発火報道があったり、Tesla(テスラ)から知的財産の流用問題において提訴されているなどの課題があります。

 

 

また、テンセントや丸紅などの企業が出資しているBYTONにおいては、新型コロナウイルスの影響により、国内工場を6か月間操業停止、資金調達も上手く行かず、賃金未払いトラブルなども起こり、経営難に陥っている状況です。

 

 

NIOは、多くのEVメーカーが直面する苦境を乗り越えた結果、マーケットや消費者から信頼を取り戻し、高品質ブランドとして認知されています。

 

 

その証拠に日経新聞でもNIOの記事が掲載されています。

https://twitter.com/ytana_fbird/statuses/1311812155507765248?s=20

 

日経新聞の記事の中では、「調査会社の調査によると顧客好感度はBMWやメルセデス・ベンツも上回り、別調査ではTesla(テスラ)もしのいで最も信頼できる車」との結果が出ているほど、「高品質のブランド車」との評価を得ています。

 

NIOの将来性~中国のEV市場を牽引する中国版テスラ~: まとめ

 

NIOの将来性という観点で、過去の背景や現状、今後の販売台数の見通し等についてみてきました。

 

 

簡単に振り返ってみましょう。

 

 

NIO(上海蔚来汽車)は、Tesla(テスラ)やその他のEVメーカーも直面した発火事故や中国政府の補助金削減などの逆風を受けるも、資金調達に成功し、最悪期を抜け、2020年から復調の兆しを見せている中国のEV車市場を牽引する高級EV車のパイオニア。

 

 

NIOの販売台数は、2020年9月単月、2020年Q3で過去最高を記録。

 

 

粗利益率の改善や損失の縮小が見られた事が好感され、株価も2020年に入ってから大きく上昇しています。

 

 

今では、高品質のEV(電気自動車)車として高いブランド認知を持ち、車とバッテリーを分離して、バッテリーのみをサブスクリプションでリースする新しいビジネスモデルBaaSも展開。

 

 

NIOは、好決算後に株価が買われているので、今後も決算に注目し、好決算であれば買い増ししていきたい銘柄ですね。

 

 

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以上、【米国株】NIOの将来性~中国のEV市場を牽引する中国版テスラ~でした!!

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