ARKのETFを徹底解説~100%超えのリターン!?圧倒的な実績で人気沸騰中の米国株ETF~

  • ARKのETFって何?
  • ARKの運用実績は?
  • ARKのETFの投資パフォーマンスはどれぐらいあるの?
  • ARKKなどのARKのETFはどこで買えるの?日本の証券会社で買える?

 

こんな疑問や質問に答えます。

 

本記事では、「ARKのETFの種類や運用実績」、「ARKのETFを買える証券会社」、「ARKのETFを運用しているARK INVEST(アークインベストメントマネジメント)社」について詳しく纏めています。

 

 

本記事を読む事で、ARKのETFが圧倒的パフォーマンスを出せる理由が分かります。また、「ARKのETFはどこで買えるのか?」を知る事ができ、ETFを買わなくてもARKと同等のパフォーマンスを出せる可能性がある方法を知る事ができます。

 

ARKのETFを徹底解説~100%超えのリターン!?圧倒的な実績で人気沸騰中の米国株ETF~

ARKのETFを運用するARK INVEST(アークインベストメントマネジメント)社とは?

ARKとは?アークインベストメントマネジメントとは?

ARKのETFを運用するARK INVEST(アークインベストメントマネジメント)社について、簡単に見ていきましょう。

 

 

アークインベストメントマネジメント(ARK INVEST)社は、2014年にキャシーウッド氏が設立した米国ニューヨークにある「破壊的イノベーション」への投資に特化した運用会社です。

 

 

ARK INVEST社のCEOを務めるキャシーウッド氏は、大手資産運用会社でCIOを務めながら50億ドル以上の運用実績がある凄腕のファンドマネージャー。世界のビジネスリーダーや首相らが一堂に会するダボス会議への出席経験があったり、Bloombergが選ぶTOP50に選ばれるなど、実績も知名度もずば抜けた業界で最も注目されているファンドマネージャーの1人です。

 

 

キャシーウッド氏は、ARK INVEST社立ち上げ後に、アークイノベーションETF(ARKK)を展開し、ARKK(アークイノベーションETF)の年間パフォーマンスは脅威の+100%を超えています。

 

 

アーク社の輝かしい運用実績は、アークイノベーションETF(ARKK)の成功から始まり、キャシーウッドとARK INVEST社は一躍注目を集めています。

 

【ARKのETFと運用実績】アークイノベーションETFを筆頭に投資パフォーマンスは脅威の100%超え

ARKのETF7つ

ARKのETFの種類とアーク社の運用実績をみてみましょう。

 

 

ARKのETFは大きく「アクティブETF」と「インデックスETF」の2種類に分かれ、「アクティブETF」では5つ、「インデックスETF」では2つ、2種類合わせて合計7つのETFを運用しています。

 

 

個別のETFの特徴については記事の後半で紹介しますので、まずは、最も気になるETFの投資パフォーマンスを確認しましょう。

 

 

アーク社の運用実績の象徴であるARK ETFの投資パフォーマンスは下記の通りです。

 

 

各ETFの1年間(2020年)の投資パフォーマンスと過去3年間の投資パフォーマンスです。

 

種類ARK ETF投資パフォーマンス;1年投資パフォーマンス:3年
アクティブARKK152.83%52.34%
ARKQ107.23%33.96%
ARKW157.46%53.85%
ARKG180.55%59.23%
ARKF108.07%62.34%
インデックスIZRL33.63%
PRNT40.18%9.22%

 

ARKのアクティブETFが特に驚異的なパフォーマンスを記録している事が分かります。

 

 

ARKの代表的ETFであるARKK(アーク・イノベーションETF)を筆頭に、2020年は全てのETFが100%超えのリターンを叩き出しています。

 

 

例えば、ARKKとS&P500の3年間のリターンを比較するとARKのETFの凄さは一目瞭然です。

 

ARKK vs S&P500投資リターン

 

ARKのETFでは、「一体、なぜこれほどまでの投資リターンを得る事ができる」のでしょうか?

 

ARK(アーク)社の運用実績が驚異的である理由

ARKのETFが驚異的なパフォーマンスを上げられる理由

ARK(アーク)社の運用実績が驚異的である理由は、ARK INVEST社のCEOであるキャシーウッド氏、アークインベストメントマネジメント社がコンセプトとしている「破壊的イノベーション」への集中投資です。

 

 

ARK INVEST社は「イノベーションこそが成長の源泉(Innovation is Key to growth)」と捉え、これまでのライフスタイルや構造を根底から覆し、一新する技術革新を起こせるテーマや企業へ投資を行ってるからです。

 

 

実際、ARK INVEST社は他社とは違う視点で物事を捉え、行動しています。

 

 

  • ベンチャーキャピタルの視点で投資機会を捉えている
  • 3-5年の成長機会に着目した独自の視点を持ったリサーチ
  • SNSやインターネットでリサーチレポートや購入名画が、運用実績を公開

 

 

決算など、足元の業績変化やバリュエーションで株価を評価する事は重要ですが、破壊的なイノベーションを起こす革新的なテーマや企業の株価や成長への期待値や時間軸は、同じ尺度では測れません。

 

 

ものごとの価値観が大きく変化する今の時代に、これまでの常識にとらわれない、Out of BOXの視点を持って運用している点が、ARK(アーク社)の運用実績、各ETFの投資パフォーマンスに反映されています。

 

 

実際にARKが投資をする際の条件や、今「ARKが注目しているテーマ」は何なのでしょうか?

 

ARK INVEST社の投資条件と投資テーマ

ARKの投資テーマとフォーカス

ARK INVEST社の投資先条件、つまり「破壊的イノベーション」というARKの投資コンセプトに該当する条件は以下の3つです。

 

 

  1. 劇的な生産性の向上が見込める
  2. 急激なコスト低下を見込める
  3. 新しいイノベーションを生み出すプラットフォームとなりえる

 

 

ARK INVEST社のCEOキャシーウッド氏は「歴史上、これほど多くのイノベーションが同時に進化するのを見たことがない」と現代の状況を描写しています。

 

 

そして、現在、同時進行しているイノベーションプラットフォーマーでもあり、ARKの具体的な投資テーマとして選ばれているフォーカスエリアは以下の6つです。

 

  1. Artificial Intelligence(AI)
  2. Autonomous Vehicles(自動運転車)
  3. Fintech(フィンテック:ファイナンステクノロジー)
  4. DNA Sequencing(DNA解析技術)
  5. Robotics(ロボティクス)
  6. 3D Printing(3Dプリンター)

 

ARK社は、基本的にはこれから成長が期待できる分野への投資、いわゆるグロース株投資にフォーカスしています。

 

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今後、「世界がどう変貌を遂げるか」という未来の姿を見据え、上記のような条件やテーマを基に、ARK社は7つのETFを組成し、運用する事で圧倒的なパフォーマンスを叩き出しています。

 

 

それでは、ARKのETFの構成銘柄を具体的に見てみましょう。

 

ARKのETF:アークイノベーションETFなどのアクティブETFの構成銘柄

ARK_ETFと構成銘柄

ARKのETFのうちアークイノベーションETFなどの各アクティブETF5つの特徴と構成銘柄を見ていきましょう。

 

 

  1. ARKK(アーク・イノベーションETF)
  2. ARKQ(アーク・自動運転&ロボティクスETF)
  3. ARKW(アーク・次世代通信ETF)
  4. ARKG(アーク・ゲノム革命ETF)
  5. ARKF(アーク・フィンテック革命ETF)

 

 

ARKの5つのETFは、分野別に分かれていますが、どれもがベースになっているのは「破壊的イノベーション」です。

 

 

全てのETFに、世の中の仕組みを劇的に変える可能性のある技術的に有効な新製品やサービスを開発・提供している企業、「破壊的イノベーション」を起こす可能性がある企業が組み込まれています

 

 

ETFの中には、複数の分野で「破壊的イノベーション」を起こす可能性が高い企業も多くあり、そうした企業は複数のETFに選抜されています。

 

 

具体的に1つずつ見ていきましょう。

 

ARKのETF①:ARKK(アーク・イノベーションETF)

ARK_ETF_ARKK

ARKのETF1つ目は、ARKK(アーク・イノベーションETF)です。

 

 

ARKKはARKの代表的なETFで、「破壊的イノベーションに関連する企業の国内外株式を組み入れたETF」です。主に、ゲノム、エネルギー、自動化、次世代通信、フィンテックの分野で革新的な取り組みを行っている企業が含まれています。

 

 

ARKKの構成銘柄TOP10は下記の通り。

 

WeightCompanyTicker
9.56%TESLA INCTSLA
6.71%ROKU INCROKU
5.24%TELADOC HEALTH INCTDOC
4.63%SQUARE INC – ASQ
4.42%CRISPR THERAPEUTICS AGCRSP
3.80%INVITAE CORPNVTA
2.89%PROTO LABS INCPRLB
2.82%BAIDU INC – SPON ADRBIDU
2.76%ZILLOW GROUP INC – CZ
2.75%SPOTIFY TECHNOLOGY SASPOT

<2020年12月31日時点>

 

ARKKで最もポジションが大きい企業は、イーロンマスク氏が率いるテスラです。

 

 

ARKKは、ARKの代表的なETFだけあって、聞いた事のある有名な企業がズラリと並んでいます。

 

ARKのETF②:ARKQ(自動運転&ロボティクスETF)

ARK_ETF_ARKQ

ARKのETF2つ目は、ARKQ(自動運転&ロボティクスETF)です。

 

ARKQは、 「破壊的イノベーションに関連する自動運転技術・ロボット企業の国内外株式を組み入れたETF」です。主に自動輸送、ロボット工学、自動化、3Dプリンティング、エネルギー貯蔵などの開発、生産、実現を目指す企業が組み入れられています。

 

ARKQの構成銘柄TOP10は下記の通り。

 

WeightCompanyTicker
10.65%TESLA INCTSLA
5.06%MATERIALISE NV-ADRMTLS
4.34%TRIMBLE INCTRMB
4.34%BAIDU INC – SPON ADRBIDU
4.28%DEERE & CODE
4.18%JD.COM INC-ADRJD
3.48%ALPHABET INC-CL CGOOG
3.42%KRATOS DEFENSE & SECURITYKTOS
3.37%NANO DIMENSION LTD – ADRNNDM
3.29%TAIWAN SEMICONDUCTOR-SP ADRTSM

<2020年12月31日時点>

 

ARKQで最もポジションが大きい企業は、ARKKでも最もポジションの大きいテスラです。

 

 

テスラの2020年第4四半期決算で、イーロンマスク氏は「2021年末にはレベル5の完全自動化を実現できると確信している」と発言した事からも、自動運転やロボタクシーなどの将来構想を抱えているテスラへのARKの期待感の高さが表れています。

 

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ARKのETF③:ARKW(次世代通信ETF)

ARK_ETF_ARKW

ARKのETF3つ目は、ARKW(次世代通信ETF)です。

 

 

ARKWは、「次世代通信」に関連する企業の国内外の株式を組み入れたETFです。主に、電子商取引、ビックデータ、人口知能(AI)、モバイル技術とIoT、ブロックチェーンなどの分野で革新的な取り組みを行っている企業が含まれています。

 

ARKWの構成銘柄TOP10は下記の通り。

 

WeightCompanyTicker
9.50%TESLA INCTSLA
4.30%TELADOC HEALTH INCTDOC
4.09%ROKU INCROKU
3.89%SQUARE INC – ASQ
3.71%GRAYSCALE BITCOIN TRUST BTCGBTC
3.59%TENCENT HOLDINGS LTD-UNS ADRTCEHY
2.91%SPOTIFY TECHNOLOGY SASPOT
2.55%NETFLIX INCNFLX
2.41%FASTLY INC – CLASS AFSLY
2.29%PURE STORAGE INC – CLASS APSTG

<2020年12月31日時点>

 

ARKWでも最もポジションが大きい企業は、テスラです。ARKK、ARKQのETFに続き、ここでもテスラが出てきています。

 

 

テスラを単なる電気自動車(EV)メーカーと捉えている人が多い中で、ARKは「テスラを既存の物差しや尺度で測れる企業ではない」という事をはっきりと示している事が分かります。

 

 

ARKのETF④:ARKG(ゲノム革命ETF)

ARK_ETF_ARKG

ARKのETF4つ目は、ARKG(ゲノム革命ETF)です。

 

 

ARKGは、「ゲノミクス革命」に関連する企業のヘルスケア、IT、素材、エネルギー、生活必需品など、複数のセクターにまたがる企業の国内外の株式を組み入れたETFです。主に、標的治療薬、バイオインフォマティクス、分子診断学、肝細胞などを用いた革新的な事業活動を行っているバイオテクノロジー業界、ヘルスケア業界の企業が含まれています。

 

 

ARKGの構成銘柄TOP10は下記の通り。

 

WeightCompanyTicker
7.97%TELADOC HEALTH INCTDOC
5.61%TWIST BIOSCIENCE CORPTWST
5.40%PACIFIC BIOSCIENCES OF CALIFPACB
3.98%EXACT SCIENCES CORPEXAS
3.82%REGENERON PHARMACEUTICALSREGN
3.68%CAREDX INCCDNA
3.67%ROCHE HOLDINGS LTD-SPONS ADRRHHBY
3.53%CRISPR THERAPEUTICS AGCRSP
3.44%VERTEX PHARMACEUTICALS INCVRTX
3.14%TAKEDA PHARMACEUTIC-SP ADRTAK UN

<2020年12月31日時点>

 

ARKGでも最もポジションが大きい企業は、テラドック(TDOC)です。ARKWのETFでは、テスラの次にポジションの多かった企業です。

 

 

テラドック(TDOC)は、昨年、2019年にナスダックに上場した糖尿病やうつ病などの慢性疾患患者向けのモニタリングサービスを提供している優良ヘルステックカンパニーであるリボンゴ・ヘルス(LVGO)を買収しており、遠隔医療サービス分野において今後も注目度の高い企業の1つです。

 

 

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ARKのETF⑤:ARKF(フィンテック革命ETF)

ARK_ETF_ARKF

ARKのETF5つ目は、ARKF(フィンテック革命ETF)です。

 

 

ARKFは、 金融技術(フィンテック)の革新に取り組む企業の国内外の株式を組み入れたETFです。主に、ブロックチェーン技術、フリクションレスな資金調達プラットフォーム、カスターマーフェイシングプラットフォームなど、従来の金融のあり方を劇的に変える可能性のある取り組みを行っている企業が含まれています。

 

 

ARKFの構成銘柄TOP10は下記の通り。

 

WeightCompanyTicker
9.06%SQUARE INC – ASQ
4.94%TENCENT HOLDINGS LTD-UNS ADRTCEHY
4.19%ZILLOW GROUP INC – CZ
4.01%MERCADOLIBRE INCMELI
3.92%INTERCONTINENTAL EXCHANGE INICE
3.78%PINTEREST INC- CLASS APINS
3.76%SEA LTD-ADRSE
3.57%PAYPAL HOLDINGS INCPYPL
3.20%ADYEN NVADYEN
3.06%ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADRBABA

<2020年12月31日時点>

 

ARKFで最もポジションが大きい企業は、スクエア(SQ)です。

 

 

2020年は、スクエア(SQ)が提供する決済アプリ「スクエアキャッシュ」内で、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を用いた決済サービスを発表した事が話題となりました。スクエア同様に仮想通貨決済サービス開始を発表したペイパル(PYPL)も、ARKFに含まれています。

 

 

スクエアやペイパルの発表を受け、仮想通貨への期待は加速度的に高まり、2021年に入ってからビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は、過去最高値を更新しています。

 

 

中長期的に面白いと思っているのは仮想通貨ベースの複利運用です。

 

 

仮想通貨は2021年から本格的にマスアダプションが始まり、デジタル金融革命を起こし始めている中で、仮想通貨ベースの新しいサービスが展開されています。

 

 

新しい潮流を読み、勉強した人が増々恩恵を受けられる時代に入っています。

 

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ここまで、ARKの各ETFの特徴と構成銘柄TOP10を見てきました。

 

 

「破壊的イノベーション」というコンセプトを基に、徹底したリサーチを経て、ベンチャーキャピタリストの視点で投資対象を選んでいるARKのETFはどれも魅力的に見えますね。

 

 

しかも、どのETFも2020年は「+100%以上の投資リターン」という圧倒的なパフォーマンスを叩き出しています

 

 

実際に、ARKのETFを日本の証券会社で購入する事は可能なのでしょうか?

 

ARKのETFを日本で購入できる証券会社:ARKのETFはどこで買えるのか?

ARKのETFを買える証券会社:ARKのETFはどこで買えるのか?

ARKのETFは日本の証券会社でも購入が可能です。

 

 

ただ、ARK INVEST社が日本の金融庁への届け出を行っていない為、ARKのETFは楽天証券やSBI証券などの一般のネット証券では残念ながら購入ができません。

 

 

ついんず

では、「ARKのETFはどこで買えるのでしょうか?」

 

ARKのETFや類似の投資信託は下記の証券会社で購入が可能です。

 

  1. 日興アセットマネジメント
  2. サクソバンク証券

 

1つずつ見ていきましょう。

 

ARKのETFを購入できる証券会社①:日興アセットマネジメント

ARKのETFを購入できる証券会社は、日興アセットマネジメントです。

 

 

厳密に言うと、ARKと日興アセットマネジメントは戦略的パートナーという関係にあり、共同してARK社のアドバイスをベースに類似銘柄を組み入れた投資信託を日興アセットマネジメントが提供しています。

 

 

ARKK(アークイノベーションETF)など、ARKが取り扱っているETFを直接購入する事はできませんが、ARKのETFに限りなく近い類似の投資信託を日興アセットマネジメントで購入できるという事です。

 

 

日興アセットマネジメントが2017年にARKに一部出資を実施したことをきっかけに、こうしたサービスが提供可能となっています。

 

 

一方で、ARK INVEST社と日興アセットマネジメントが独占契約を締結している都合上、その他のネット証券会社はARKの商品を販売出来ない状況です。

 

 

ARKに相当する日興アセットマネジメントの投資信託は下記の通りです。

 

ファンド名相当するARKのETF信託報酬
グローバル・プロスペクティブ・ファンドARKK0.78%
グローバル・フィンテック・株式ファンドARKF1.75%
グローバル全生物ゲノム株式ファンドARKG1.64%
デジタル・トランスフォメーション・株式ファンドARKW1.64%
グローバル・モビリティ・サービス株式ファンドARKQ1.75%
グローバル・スペース株式ファンド宇宙関連ビジネスファンド1.75%

 

 

SBI証券やマネックス証券では、上記のうち「グローバル・フィンテック・株式ファンド(ARKF相当)」の購入が可能です。

 

 

ただ、日興アセットマネジメントが提供するARKに類似した投資信託は信託報酬が高く、購入時手数料率も3.78%とコスト高となっているのがネックになります。

 

ARKのETFを購入できる証券会社②:サクソバンク証券

ARKのETFは、サクソバンク証券で口座開設後に、購入が可能です。

 

 

サクソバンク証券は、サクソバンクグループの日本法人で、親会社であるサクソバンクA/Sは、1992年創業したデンマーク・コペンハーゲンに本社を構えるオンライン銀行。サクソバンク証券はオンライン銀行であるサクソバンクA/Sの100%子会社にあたります。

 

 

サクソバンク証券でARKのETFを直接購入する事はできますが、下記の注意点があります。

 

 

  • 一般口座のみの対応なので、確定申告が必要。
  • 取引時には最低10万円の振込が必要な為、小額から投資を検討している人にはハードルが高い

 

 

「確定申告や10万円からの少額投資も問題ない」という方は、ARK ETFはサクソバンク証券での購入がおすすめです。

 

 

また、2020年9月30日時点では、「2021年1月頃を目標に特定口座の開設を目指している」との情報がありましたが、現時点では一般口座のみの対応となっています。

 

ARKのETFを購入できる可能性が高い証券会社:マネックス証券

ARKのETFを購入できる可能性が高い証券会社の筆頭は、マネックス証券です。

 

 

現時点では、マネックス証券でARKのETF購入はできません。ARK社が日本の金融庁に届出をしておらず、金融庁に届け出をしていない海外ETFを勧誘する事はできないルールになっているからです。

 

 

ただ、マネックス証券は先日、ARK INVEST社のCEOであるキャシーウッドとの特別対談を実施しており、布石を打っている気はします。

 

https://twitter.com/MonexUS_stock/status/1354353498914136069?s=20

 

しかも、マネックス証券を信頼できるところは、何といっても顧客要望への理解や対応スピードの速さです。

 

 

マネックス証券は、ARKのETFに関する顧客からの問い合わせを受け、新規で公募投信「グローバル・フィンテック・株式ファンド」を新規で取り扱い始め、販売手数料無料(ノーロード)で提供しています。

 

 

そして、SBI証券や楽天証券にはできない「時間外取引」ができるのもマネックスの強みです。

 

 

米国株は立会時間外に大きく株価が動く事も多いのですが、マネックス証券では米国株の時間外取引(標準時間)が「プレマーケット: 22:00-23:30」と「アフターマーケット: 翌6:00-10:00」の時間帯に取引が可能です

 

 

マネックス証券がARKのETFを取り扱う可能性は、ARK INVEST社の動き次第となります。

 

 

ただ、米国株投資を行う人にとっては時間外取引ができるマネックス証券の口座は持っておいて損はないというか、持っていないと損をする可能性が高い証券口座です。

 

 

>>>マネックス証券の口座開設はコチラ

 

ARKのETFと同等のパフォーマンスを目指せる?方法

ARKと同等のパフォーマンスを目指せるかもしれない方法

ARKのETFと同等のパフォーマンスを目指せる可能性がある方法として、ARKのETF構成銘柄に組み込まれている企業を個別株で購入するのも1つの方法です。

 

 

具体的には、ARKの5つのETFのTOP10ポジションに複合的に含まれている個別株企業への投資です。

 

 

例えば、テスラやスクエア、テラドックなどは複数のARKのアクティブETFに組み込まれていました。限られた証券会社でしかARKのETF購入ができない今は、こうした企業の個別株を購入するのもありかもしれません。

 

 

中でも、テスラは別格です。ARKK、ARKQ、ARKWの3つのETFに組み込まれており、テスラが3つの分野において「破壊的イノベーションを起こす可能性が高い」と凄腕のファンドマネージャーであるARK INVEST社のCEO、キャシーウッドが考えている企業です。

 

 

また、ARKは毎日のトレード内容をインターネットやSNS上で公開しています。

 

 

実際にARKが売買している銘柄を、自分自身でEDGAR(エドガー)などで調べた上で、米国個別銘柄に投資するのも1つの方法としてありかもしれません。

 

 

個人的に2021年に注目しているのが、ARKも購入してるSPACでナスダックに上場した初の「ドローンタクシー銘柄」であるブレード(BLADE)です。

 

 

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ARKのETFを徹底解説~100%超えのリターン!?圧倒的な実績で人気沸騰中の米国株ETF~:まとめ

 

ARKのETFはCEOのキャシーウッド氏が「破壊的イノベーション」を起こす可能性の高いテーマや企業を絞って運用している投資リターンの高いETFです。

 

 

注目はアクティブ運用型ETFの5つ。

 

  1. ARKK(アーク・イノベーションETF)
  2. ARKQ(アーク・自動運転&ロボティクスETF)
  3. ARKW(アーク・次世代通信ETF)
  4. ARKG(アーク・ゲノム革命ETF)
  5. ARKF(アーク・フィンテック革命ETF)

 

ARKの各ETFの1年間(2020年)と過去3年間の投資リターンは圧巻です。

 

ARK ETF投資パフォーマンス;1年投資パフォーマンス:3年
ARKK152.83%52.34%
ARKQ107.23%33.96%
ARKW157.46%53.85%
ARKG180.55%59.23%
ARKF108.07%62.34%

 

現在、ARKのETFを直接購入できる証券会社はサクソバンク証券のみです。

 

 

また、ARKは日興アセットマネジメントと独占契約を結んでいる為、ARKの類似ETFは日興アセットマネジメントでも購入可能ですが、コスト高がネックになっています。

 

 

ARKと同等の投資パフォーマンスを目指す方法の1つとしては、ARKの運用している各分野のETFに複数組み込まれている銘柄への個別投資があげられます。

 

 

注意点としては、やみくもにARKの真似をするのではなく、ARKが投資している銘柄を自分自身でEDGARなどで調べて、納得感を持った上で投資をする事をおすすめします。

 

 

また、ARK以外にも市場の動向や銘柄選定、銘柄の絞り込みをする上で有益な情報源となるのがモトリーフールです。

 

 

>>>モトリーフール:米国株の情報収集に欠かせない情報源の1つ【損したくない人向け】

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最後に、ARK INVEST社のCEOキャシーウッド氏は、ARKX(アーク・スペース・エクスプローションETF)という宇宙株ETFの展開を2021年3月末に予定しています。

 

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こちらもARKのETFの動向や銘柄、パフォーマンスに注目していきたいですね!

 

 

以上、ARKのETFを徹底解説~100%超えのリターン!?圧倒的な実績で人気沸騰中の米国株ETF~でした!!

ARKのETFを徹底解説_米国株の人気ETF
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