- どうやって転職活動を進めて良いか分からない
- 転職サイトと転職エージェントは何が違うの?
- どっちも登録しないとダメなの?
そんな疑問に答える為にこの記事を書いています。
この記事を書いている私は、これまで2回の転職経験があります。
社会人になった時は、自分が転職するとは夢にも思っていませんでしたが、自分が納得できる道に進む為には、転職は必要なアクションでした。2回の転職活動の際には、転職サイトと転職エージェントに複数登録し、転職を成功させています。
私の実体験を踏まえた転職サイトと転職エージェントの違い、メリットとデメリットを踏まえた使い方について纏めましたので、これから転職活動をしようとしている人、今は転職は考えていないけど、将来を考えて知っておきたい人にとって、参考になれば幸いです。
【両方使うべき?】転職サイト と 転職エージェントの違いと使い方
私は、当初、転職サイトだけで転職活動を進めようと考えましたが、転職エージェントも数社活用しました。
理由は明確です。
転職活動を効率的に行い、成功というゴールを掴む為には、転職サイトも転職エージェントもダブルで活用する事がオススメです。
そもそも転職活動って1人でできないの?
本題に入る前に知っておいて頂きたいのは、転職活動自体は、全て自己完結する事が可能です。
1人でもできます。
例えるなら、転職活動は、海外旅行に「代理店を使って行くか、全て自分で手配して行くか」と同じです。
どういう意味でしょうか?
転職エージェントは、旅行する時に旅行代理店を使うのと同じ感覚
例えば、海外旅行に行く際は、大体の方はJTBやHIS等のいわゆる旅行代理店を使いますよね。
その目的は、大まかには下記の通りです。
- 日本から現地までのフライトの確保
- 現地での移動手段(フライト、電車、バス等)の確保
- 各滞在先で宿泊するホテルの確保
- 観光スポット情報の入手
- 各種ツアー、チケット手配(●●半日観光ツアー、サッカー観戦/スタジアムツアー、美術館入場チケット等)
等です。
実はこれって、全て自分で手配できます。
本来であれば、自分で手配するべき事を、仕事に家庭に遊びに忙しいから、あらかじめ自分の希望条件や日程を提示して、旅行代理店にフライトやホテルの空き状況の確認や確保、最適なスケジュールプランの提案とかをお願いしていますよね。
転職活動もこれと同じです。
- 自分のスキルや経験を踏まえた、職種や業界のリサーチ
- 条件に見合った企業の検索
- ES作成
- 面接対策
- 内定獲得後の給与や入社時期の交渉
リサーチ、日程調整、諸々の対策、企業との交渉、やろうと思えば、全て自分で対応できます。
でも、旅行代理店のように、自分の替わりに情報収集や日程調整をサポートしてくれる人がいてくれたら嬉しいですよね。
そうしたサポートをしてくれるのが、転職エージェントです。
転職サイトは、求人情報を集約しているサイト
一方で、転職サイトは、今世の中に出ているあらゆる求人情報を集約しているサイトです。
旅行比較サイトで言うと、トラベルコのようなものです。
転職サイトは比較サイトではないので、厳密にいえば違いますが、サイトに自分でアクセスし、「職種・勤務地・雇用形態・休日数等」の条件を使って、自分が希望しているような企業の求人があるかどうか、を探す事が可能になります。
転職エージェントと転職サイトを両方使うべき理由
どちらも転職活動に必要な情報を収集するという意味で、非常に有益だからです。
- 【転職エージェントを使う】➡転職活動をパートナーと協力して進める。
- 【転職サイトを使う】➡転職活動をマイペースに自分で進める。
私は、2回の転職いずれも、転職エージェントと転職サイトをダブルで利用しています。
転職サイトで自発的に情報を取りに行き、並行して、転職エージェントからしか得られない情報やアドバイスをもらう事で、転職活動の効率化と効果の最大化を図っていました。
また、別の記事でも詳細を書いていますが、転職活動で失敗しない為には、
時間効率をあげ、情報の精度を高め、正しい情報をベースに行動する事が必要になります。
ただでさえ、本業に忙しい中で、全て自分で完結しようとするのは、やはり効率がよくありません。
転職を考えているが、失敗したくない人 今すぐの転職は考えていないが、今の会社や職場環境に少しでも不満や不安がある人 会社員で、なんとかして年収をあげたいと考えている人 そんな[…]
転職エージェントのメリットとデメリット
転職エージェントのメリットとデメリットを見ていきましょう。
転職エージェントのメリット
- 企業への応募、交渉手続きを行ってくれる。
- 希望、経験、スキルを伝えれば、マッチする求人情報を検索し、提案してくれる。
- リアルな業界、求人事情を知れる
- 本人には見えない強みを客観的に教えてくれる
- 非公開求人を紹介してもらえる
- ESや面接対策のサポートをしてくれる
転職エージェントのデメリット
- エージェントによって、担当者の質にバラつきがある
- 担当者の中には、ノルマに追われてブラックな求人をぶっこんでくる人もいる。
デメリットを回避する手段が、複数エージェントに登録する事です。
注意してもらいたいのは下記です。
カモネギさんです
これは、正直、どうしようもありません。
初めての事なので知らない事が多くて当たり前なのですが、転職もビジネスなので、必ず情報を自分で精査する事は重要です。
ここで1つ質問です。
転職が初めての場合、自分の中に判断基準がないので正しい判断ができず、言われるがままに流されてしまう可能性があります。
でも、複数のエージェントに登録し、各エージェントが言っている事や送られてくる情報を見ていれば、だんだん、善し悪しの判断ができるようになってきます。
中には、全く希望と異なる求人を送ってくる担当者もいたりするの注意が必要です。
ただ、そういう担当者とは、連絡を取らなければ良いだけの話です。
良質な情報を得る為には、複数のエージェントに登録する。
複数エージェント登録は、自分の転職を成功させる確度を最大限に高める事が目的です。
転職サイトのメリット/デメリット
転職サイトのメリット/デメリットを見ていきましょう。
転職サイトのメリット
- いつでもWeb上で気軽に幅広い求人情報を探せる、応募できる
- 経歴を登録しておくと企業やエージェントからオファーが届くことがある
- 自分のペースで転職活動を進める事ができる
転職サイトのデメリット
正直、特筆すべきデメリットはありません。
強いてあげるのであれば、ES添削や面接対策のサポートがないという事ぐらいです。
転職サイトにぶら下がっている情報を「自分から探しにいく」というスタンスで活用するので、転職サイトに登録しておくデメリットは正直、全くありません。
むしろ、圧倒的に情報が必要な転職活動においては、登録していないと損です。
私が実際に使用した中でも特にオススメの転職サイトと転職エージェント
実際に私が2回の転職活動の際に活用していたオススメの転職サイトと転職エージェントを紹介します。
もちろん、全て無料で登録、利用ができます。
オススメ転職サイト: リクナビNEXT
リクナビNEXTは、リクルートが運営する業界最大級、知名度NO.1の求人サイトです。
社会人なら間違いなく知らない人はいないでしょう。
40年以上の運営実績があり、求人を掲載する国内企業からも、求人を探す転職者側からも信頼が厚く、質と量の高い求人が集まっているサイトです。
また、スカウトサービスという機能があり、自身の年齢、経歴、スキルやスペックに興味を持った企業からオファーを受け取る事ができるので、自分の市場価値を客観的に把握する事ができます。転職者の約8割はリクナビNEXT登録経験がある、超王道のサイトです。
オススメ転職サイト: マイナビ転職
マイナビ転職は、マイナビが運営する国内最大級の求人サイトです。
リクナビNEXTと並ぶ大手転職サイトである事に間違いはありませんが、知名度はリクナビNEXTの方が高いかもしれません。
ただ、マイナビでは自社サイトでしか応募できない求人を増やす等、戦略的にリクナビNEXTと差別化を図っています。
事実、求人全体の約8割はマイナビだけに掲載している情報になります。
また、リクナビNEXTと同様にスカウト機能をはじめ、転職MYコーチ等の様々な機能を利用する事が可能になります。
「リクナビ」+「マイナビ」で質の高い求人情報を幅広くおさえる事ができすので、この2つは確実に登録しておきたいですね。
転職サイトは、デメリットがないので、まずは求人だけでも見ておきたいという人でも、登録しておくことをオススメします。
オススメ転職エージェント: リクルートエージェント
リクルートエージェントは、人材業界国内最大手のリクルートグループが運営する転職エージェントで、40年以上の歴史と実績、業界トップクラスの求人数を有しているのが特徴です。
誰でも知っている、リクルートが運営しているエージェントなので、安心感がありますよね。
手持ちの求人が多いので、自分の視野を狭めない為に広く情報収集する目的で、リクルートさんにはお世話になりました。
オススメ転職エージェント: DODA
DODAはインテリジェンスが運営している、転職エージェントです。DODAも有名ですよね。
こちらもリクルートエージェントと並び、国内トップクラスの求人数と実績、評判を誇る大手転職エージェントの1つで、IT、営業、通信、企画系の求人が多いのが特徴です。
私が32歳の時に、3社目に転職した際にお世話になったエージェントです。
扱っている求人数は、リクルートに比べると少し減りますが、リクルートにはない案件を持っていたりもします。
オススメ転職エージェント: JACリクルートメント
JAC Recruitmentは外資系企業案件や英語を活かす仕事、海外への転職に強い転職エージェントです。
金融系、管理職・ハイキャリア求人も多いです。
もしかしたら、あまり馴染みがないかもしれませんが、2社目の転職の際に、私がお世話になったエージェントです。
求人数こそ、上記2社と比べると少ないですが、個人的には、求人と担当者の質が一番高かったと思います。
キャリアアドバイザーの1人1人が自分の担当企業を持っているので、より深い企業分析情報を提供してくれるのと、担当キャリアアドバイザー以外からも案件情報の提供があるので、深く広く情報収集ができます。
番外編: キャリコネ
キャリコネは自分が調べたい企業の口コミを調べる事ができる、企業情報に特化した口コミサイトです。
具体的には、企業の年収、職種別・年齢別年収、面接内容、残業時間、評判といった情報が閲覧できます。
特に、面接内容を閲覧できるのはポイント高いですよね。
本当に自分が入社したい会社があったら、絶対に見ておきたい情報です。
何を質問されるか分からない面接という大航海の前に、傾向と対策をとれるというのは超メリットです。
また、転職活動を考えていない人も、他の企業の口コミに触れる事で、自分の置かれている状況の善し悪しの判断ができるので、参考情報としてみておく事もオススメです。
おわりに:転職サイトと転職エージェントを上手に活用しよう
転職サイトと転職エージェントの違いについて紹介しました。
どちらも転職活動に必要な情報を収集するという意味では非常に有益です。
転職活動で失敗しない為には、転職活動にかける「時間」と「情報量」が圧倒的に重要です。
本業に忙しい中で、転職活動を効率的に行い、成功というゴールを掴む為には、転職サイトも転職エージェントもダブルで活用する事がオススメです。
また、エージェントを利用する際には、信頼できるエージェントや担当者に絞って、良質な情報に基づいて活動をしていく事が大切です。その為には、まず最初に複数のエージェント登録を行い、善し悪しを判断しよう。
以上、【両方使うべき?】 転職サイト と 転職エージェントの違いと使い方でした!