- 今、流行りのメタバースとセカンドライフって結局同じじゃないの?
- メタバースとセカンドライフの違いは何?
という疑問を私自身が持っていたので、色々と調べてみました。
メタバースが注目される理由は?【最低でも知っておきたいメタバースを分かりやすく解説】
最近「メタバース」という言葉をよく聞くようになったけど、メタバースって何? メタバースの事をわかりやすくイメージできる方法はない? メタバースの具体的な事例を知りたいな そんな疑問に答えます。[…]
2021年以降、「メタバース」というワードを目にする機会が多くなっていますが、実はネットやTwitterを見ていると、筆者と同じような疑問を持っている人が結構います。
メタバースとやらはセカンドライフ(だったっけ)とどういう違いがあるのか。VRだけか?
— 蓮 (@kickmenam) January 11, 2022
メタバースとセカンドライフの違いがわからない。。
— ビットコインおじさん (@btc_ojisan) January 17, 2022
メタバースとセカンドライフの違いは
なんなのだろうかw— c3 シースリー (@c3dx) January 13, 2022
なので、ネットや書籍などで調べた結果、個人的に理解した「メタバースとセカンドライフの違い」について本記事に纏めています。
本記事の内容に対して賛否両論あると思いますが、個人的な考えや見解という事で予めご了承下さい。
それでは早速、見ていきましょう。
メタバースとセカンドライフの違いは?
メタバースとセカンドライフの違いは何なのか?早速、結論を見ていきましょう。
個人的に理解した事を簡単に比較表に纏めると以下の通りになります。
<メタバース VS セカンドライフ>
メタバース | セカンドライフ | |
流行期 | 2020年~ | 2003~2007年 |
共通点 | ● 仮想空間でアバターを動かす ● 仮想空間でコミュニケーション ● 多くの企業が市場参入(バーチャル店舗出店) ● 仮想空間内でモノの売買可能 | |
デバイス | スマホ・PC VRゴーグル(数万円) | PCのみ VRゴーグル(高額) |
仮想世界への没入感 | 高 | 低 |
ブロックチェーン・NFT | 〇 | × |
オンライン需要度 | 高 | 低 |
約20年前に流行したセカンドライフは「メタバース」の先駆けであり、2020年以降に話題となっている「メタバース」とできる事は基本的に同じです。
ただ、全く同じかと言うと、そうではないと思います
「メタバース」と「セカンドライフ」の違いとして明らかなのは、「時代背景」・「インフラ」・「テクノロジーやデバイスの進化」で、もう少し具体化すると、以下の4点が違うと感じています。
- スマホの存在
- VRデバイスの進化
- デジタルシフト加速
- ブロックチェーンやNFTの登場
順番に見ていきましょう。
メタバースとセカンドライフの違い①: スマホの存在
メタバースとセカンドライフの違い1つ目は「スマホの存在」です。
内訳も
- 10・20代で約98%
- 30~50代で約90
- 70代で約80%弱
となっていて、どんな世代の人でも「スマホ」は生活必需品になっている事は明らかです。
調査を開始した2011年からの所有率推移をみてみましょう。
<出典:PRIMETIMES>
2011年からの約10年間でスマホの普及率は8.5%→90%に10倍近くに伸びている事が分かります。
セカンドライフが流行した2003~2007年当時は、「スマホ」が浸透していませんでした。
今はスマホがあれば、例えば
- Clusterというアプリでメタバース体験が可能
- U-NEXTなどのVODでメタバースを体感できる映画の視聴可能
- メタバース関連株や仮想通貨取引が可能
で、何でもできる時代です。
メタバースとセカンドライフの違い②: VRデバイスの進化
メタバースとセカンドライフの違い2つ目は「VRデバイスの進化」です。
セカンドライフは明らかに「現実」とは異なるあくまでも「2次元の世界」で、仮想空間に人が入り没頭できるような没入感はあまりありませんでした。
ただ、セカンドライフブームがピークアウトした後の10~20年の間に
- 大容量のデータを高速通信可能な環境が整備され
- 拡張現実(Augmented Reality)や仮想現実(Virtual Reality)技術の進化やデバイスの登場
した事で、3次元の仮想空間に自分が入り込んでいるような感覚、リアルな世界に近い感覚を得る事ができるようになっています。
しかも、VRゴーグルなどの仮想空間に入り込む為の専用デバイスの「軽量化」、「低価格化」、「ワイヤレス化」も進んだ事で、誰でも仮想空間にアクセスしやくなりました。
スマホやiPhoneが登場した時は、みんなが懐疑的でしたが、最終的に手放せないものになっています。
2010年:スマホ登場
→「どうせすぐ廃れる」2014年:スマホ普及率がガラケーと逆転
→「皆持ってるし買おっかな」2020年:コロナ
→「スマホなしじゃ暮らしていけない」たった10年でここまで変わった!
今後、オンライン化はもっと進むから、
自分もアップデートしないと置いてかれるよ!— みゆき💎メルカリ副業先生 (@miyuki_syatyo) October 22, 2020
VRデバイスやメタバースも同じフェーズを辿ると思います。
上記ツイートの「スマホ」部分を「メタバース」「VRデバイス」などに置き換えて読んでみると面白いかもしれませんね。
メタバースとセカンドライフの違い③: デジタルシフトの加速
メタバースとセカンドライフの違い3つ目は「デジタルシフトの加速」です。
セカンドライフが流行した当時は、「オンライン」や「デジタル」という環境を多くの人の生活の一部として受け入れるのは容易ではありませんでしたが、コロナがきっかけで働き方やライフスタイルが劇的に変化したので、2021年以降はオンラインやデジタルは当たり前となっています。
特にZOOMやマイクロソフトTEAMSなどのオンラインコミュニケーションツールはリモート会議や出張の代替となる必須ツールとなり、むしろ、今後、さらに進化しようとしています。
例えば、Meta社(旧Facebook社)は先ほど紹介したVRデバイス「Occulus Quest2」を利用して、「horizon Workrooms」というツールに接続する事でメタバース空間で、会議やセミナー、資料共有などのコミュニケーションが行えるサービスを提供しています。
<出典: Meta のOcculus Quest2とHorizon Workrooms>
既に「デジタル」や「オンライン」は受け入れやすい環境が整いデジタルシフトが加速している為、Meta社が提供しているような「メタバースコミュニケーション」も今後拡大していく事が期待できます。
メタバースとセカンドライフの違い④: ブロックチェーンやNFTの登場
メタバースとセカンドライフの違い4つ目は「ブロックチェーンやNFTの登場」です。
急激な速さで破壊的イノベーションが起こっています。
例えば、NFTの取引額は2022年1月に月間ベースで過去最高の4,0000億円に達した事が日経新聞でも報じられています。
「1月の世界の #NFT 取引額は16日時点で約35億ドル(約4000億円)と月間として過去最高」らしく、凄いけど確かに投機的な感じが強いのは否めないので怖さはあるよね。けど本文内にあるように、20年前の「セカンドライフ」が廃ったのと比較しちゃダメよダメダメ😆https://t.co/XuwSnqfCHv
— トレスト3/Tresto🐺 (@TrendStream) January 17, 2022
「ブロックチェーン」「NFT」「メタバース」は親和性が高く、相互補完しながら市場形成をしていく事が予測されているので、このあたりの周辺情報は常に追いかけていきたいところです。
NFTやブロックチェーンの技術的な話やビジネス面でのインパクトについては、多くの書籍が出ているのですが、少なくとも以下の書籍を一読しておく事をオススメします。
また、「メタバース」「NFT」「ブロックチェーン」「GameFi」といった要素が詰まったブロックチェーンゲームも世界的に大流行していて、以下が代表格です。
- Axie Infinity (アキシーインフィニティ)
- Decentraland (ディセントラランド)
- The Sandbox (ザ サンドボックス)
純粋にゲームを楽しめるだけでなく、ゲーム内の土地やアイテムを売買してお金を稼げるという点ではセカンドライフと大差はありませんが、「NFT」という唯一無二性と「ブロックチェーン」という改ざんができない仕組みが大きく違います。
まだ懐疑的な人が多いのですが、技術革新が起こる時にはいつもみんなが懐疑的になります。
パソコンやスマホ、VODサービス、仮想通貨などが出てきた時も同じです。
NFTやブロックチェーンが「生活やビジネス、さらにメタバース世界にどんな影響を与えるか」を理解し、「メタバース」というメガトレンドに乗り遅れないようにしたいですね。
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メタバースとセカンドライフの違いは?~共通点もあるけどやっぱり違うと思う話~:まとめ
メタバースとセカンドライフの違いは?~共通点もあるけどやっぱり違うと思う話~というタイトルで紹介してきました。
簡単に振り返っていきましょう。
「メタバースとセカンドライフの違い」は以下の通り。(筆者の個人的に理解している内容ベース)
<メタバース VS セカンドライフ>
メタバース | セカンドライフ | |
流行期 | 2020年~ | 2003~2007年 |
共通点 | ● 仮想空間でアバターを動かす ● 仮想空間でコミュニケーション ● 多くの企業が市場参入(バーチャル店舗出店) ● 仮想空間内でモノの売買可能 | |
デバイス | スマホ・PC VRゴーグル(数万円) | PCのみ VRゴーグル(高額) |
仮想世界への没入感 | 高 | 低 |
ブロックチェーン・NFT | 〇 | × |
オンライン需要度 | 高 | 低 |
メタバースとセカンドライフで大きく違うと思うのは以下の4つ。
- スマホの存在
- VRデバイスの進化
- デジタルシフト加速
- ブロックチェーンやNFTの登場
という事で、賛否両論あると思いますが、個人的には今目の前で起こっている「メタバース」「NFT」「ブロックチェーン」「GameFi」などの「破壊的イノベーション」が生活や産業に与えるインパクトはかなり大きいと思っています。
なので、仮想通貨にも、NFTにも、メタバースにも投資をしています。
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みなさんはどう考えますか?
以上、メタバースとセカンドライフの違いは?~共通点もあるけどやっぱり違うと思う話~でした!!