- 投資をする必要性を感じるが、どこに投資すれば良いか悩んでいる
- 投資をはじめたい、日本株ですらちょっと怖いと思ってるけど、米国株はどうなんだろう?
そんな悩みを抱えている人に向けた記事になっています。
この記事を書いている私はこれまで、少額ですが、日本株メインで3年間程投資をしていました。ですが、富を築いている人の多くが、米国株を選択している事を知り、最近は米国株へ資金をシフトしています。
「株式投資を始めよう」と考える時、多くの人は日本株をイメージすると思います。
ただ、日本株に貴重な資金をフルベットする前に、「米国株を視野に入れるか入れないか」では、今後の投資パフォーマンスに大きな差が生まれます。
この記事では、「なぜ米国株がオススメなのか?」その理由を紹介します。
この記事を読む事で、米国株の魅力の一部を知る事ができます。
サラリーマンが株で資産形成する為には米国株がオススメな3つの理由
サラリーマンが、資産形成をしていく為の手段としては、株式投資が1つの手段になります。
そして、株式投資を行う場合は、断然、米国株への投資がオススメです。
米国株市場への投資がオススメな理由は主に3つあります。
- 米国株市場は歴史的にみて右肩上がりに成長している
- 米国は、株式市場や経済に影響を与える「人口」も右肩上がり
- 米国企業は株主重視の経営スタイルで、高配当銘柄の宝庫
1つずつ具体的に見ていきましょう。
米国株がオススメな理由①: 米国株市場は歴史的にみて右肩上がりに成長している
<データ出所: macrotrends:Dow Jones – DJIA – 100 Year Historical Chart>
まずは、こちらのグラフをご覧下さい。何のグラフかは考えないで、先入観を捨てて見てみて下さい。
こちらは、ダウの株価の推移を示しています。
一時的に大きな下げが何回かありますが、下げてもその後は力強く右肩あがりに伸びている様子が見てとれます。
将来の株価は予測できませんが、将来の見通しは明るい感じがしませんか?
次にこちらのグラフをご覧ください。
<データ出所 : マネックス証券>
1つ目のグラフとデータソースは異なりますが、米国の株価のトレンド(赤い折れ線)に日本の株価のトレンド(青い折れ線)を加えてみたものです。
具体的には、1970年代以降の日経平均とNYダウの値動きを示しています。
赤い折れ線グラフ(米国)が、右肩上がりに成長しているのに対し、青い折れ線グラフ(日本)は、1990年代にピークをつけてから下降し、その後は横ばいに推移しています。
つまり、次の2点がグラフから読み取る事ができます。
- 日本は、バブル崩壊前の最高値40,000円付近の株価を更新できていない
- アメリカは、過去に何度か下落相場が見受けられるが、最高値を更新し、成長している
めちゃくちゃ分かりやすいですよね。
トランプ大統領の「Make America Great Again」のフレーズが有名ですが、2008年、100年に一度ともいわれるリーマンショックが起こって急激に経済が減速、停滞していたと思っていたら、あっという間に高値を更新し、現在もなお力強い成長を続けています。
投資をする際には、これからも伸びそうな、分野、市場に資本やリソースを投下する事が将来の投資リターンが決まってくるので、成長しそうな雰囲気がある事は重要です。
米国株がオススメな理由②: 米国は、株式市場や経済に影響を与える「人口」も右肩上がり
次に、こちらのグラフをご覧ください。
<データ出所: Population Pyramid>
キレイな右肩上がりの線ですね。
アメリカの「過去~現在」の人口推移履歴、そして将来の人口推移予測を示しています。
「人」って経済を予測する時に、すごく重要なファクターですよね
物を買ったり、サービスを使ったりする「消費者」としても、物やサービスを生み出す「生産者」としても経済活動には、必ず人が関わっています。
あまり経済や金融に関する知識がなくても、人が増えていくアメリカは、人口推移に比例して、経済も上昇していく明るい未来が見える気がしませんか?
一方で、日本はどうでしょうか?
人口は2008年をピークに毎年減少し、明らかに目に見える形で減ってきています。
少子高齢化と人口減少問題が解決されず、国からはっきりと、将来「人が減っていく」と言われています。
日本は、アメリカとは対照的に、今後、人がどんどん減っていく未来が予測されている為、ポジティブなニュースが少なく、若い人は特に日本の将来に対して悲観的な見方をしている人が増えてきています。
国内企業を見ると、業績が好調な時期にも関わらず、45歳以上の早期退職者募集のニュース等が増えて、労働者の雇用の保証が危うくなってきています。
こうした背景からも、最近の若い人達は、個人で稼ぐ力を身に着け、日本ではなく海外を拠点に活動する人も増えてきています。
この流れは今後もどんどん加速する事が予測されるので、ますます「日本の経済を担う人材が海外へ流出していく」と想定されています。
人材が流出するという事は、経済の停滞や衰退を招く原因の一つになるので、あまり日本企業、すなわち日本の株式市場には楽観的になれませんね。
日本は利便性と安全性の観点からみると、非常に住みやすくて個人的には好きなんですけどね。
米国株がオススメな理由③: 米国企業は株主重視の経営スタイルで、高配当銘柄の宝庫
米国企業のほとんどは、株主を重視する経営スタイルをとっています。
日本でも生活に欠かせない製品を取り扱っている「P&G」や「ジョンソンエンドジョンソン」、「スリーエム」など、歴史ある大企業ほど、特に高い配当金を出す傾向にあります。
高配当って言っても、どれぐらいの配当金をもらえるのでしょうか?
一般的には、配当利回り3%で高配当と言われています。
ただ、配当利回り3%超えの企業がゴロゴロあるのが米国企業です。
例えば、私が保有しているタバコ銘柄、アルトリアグループ(ティッカーシンボル:MO)の配当金利回りの推移です。
「3%で高配当」と言われる中で、MOは高い時には、8%越えの時もあるようですね。
また、日本株の配当金は基本、年に1回ですが、米国企業は年4回の配当支払いがあり、3ヶ月に1回配当金が支払われる点も魅力の1つです。
さらに、米国企業には、毎年、配当金額を増額していく企業も数多くあります。
例えば、日本でもお馴染みのP&Gなんかは63年間、コカ・コーラは57年間、毎年配当金を増やし続けているそうです。
63年間と57年間ですよ。。。
ちなみに、日本で連続増配している企業は、花王1社のみのようです。
高配当かつ連続増配企業の株を保有する事で得られる配当金という果実は、コツコツと確実に積み上がっていくので、配当金重視の投資は忙しいサラリーマンでも長く続けられる投資スタイルですね。
ただ、一方で、高配当株の株価は基本的に右肩下がりが続きます。以前の高値水準に戻る保証もない為、含み損を抱え続けるリスクがあります。
初心者であれば、今、まさに成長過程にある企業の株、つまりグロース株やIPO銘柄への投資の方が面白味があるかもしれません。
>>>米国株のIPO優良銘柄の見分け方【知らないと損するポイント】
サラリーマンが株をやるなら、米国株がオススメな理由【知らないと損しかない事実】:まとめ
米国株市場がオススメな理由を主に3つ紹介してきました。
簡単に振り返ってみましょう。
米国株市場への投資がオススメな理由は、主に3つです。
- 米国株市場は歴史的にみて右肩上がりに成長している
- 米国は、株式市場や経済に影響を与える「人口」も右肩上がり
- 米国企業は株主重視の経営スタイルで、高配当銘柄の宝庫
自分の大事な資金を運用するなら、停滞・衰退している市場よりも成長市場へ預けたいと考えます。
もちろん、未来を読む事は誰にもできませんが、過去のデータや今あるデータで未来を予測する事はある程度できると思います。
そういう意味では、米国株式市場は今後も力強く成長する可能性の高い市場であると考えられる魅力的な投資先になります。
決して、日本がオワコンだと言っている訳ではなく、資金に余力があれば、株主優待目的で、投資したい日本企業はたくさんあります。
でも、米国と日本、どちらに投資資金の比重を置くかで考えると、「America First」になるのではないでしょうか。
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以上、サラリーマンが株をやるなら、米国株がオススメな理由【知らないと損しかない事実】でした!