米国の株価と経済状況~2020年7月時点の見通しとポイント~

本記事は、私自身が米国株投資を行う中で、新たに学んだ内容や当時の状況について記録する事を目的として纏めています。

 

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者・これから株式投資を検討している人

 

 

当時の状況を表す指標や予測をレトロスペクティブに比較する事で、「どのような状況変化があったのか?」「予測との相違点はどこか?」を把握する事が可能になり、今後の長い投資人生の中で類似ケースがでてきた際の参考材料として残しておきたいと考えています。

 

 

本記事では、2020年7月27日にじっちゃま(広瀬さん)が実施した楽天証券セミナー「【コロナ禍での米国市場の動向と大統領選に向けた見通し】広瀬 隆雄の米国株月次オンラインセミナー」で行われた内容の一部を個人的なメモとして纏めています。

 

 

セミナーでは、個別銘柄に関する説明もされていますが、本記事ではマクロな内容についてのみ纏めています。

 

 

非常に有益な情報が無料で提供されているので、時間の許す方は一度、じっちゃまの講義を聴く事をオススメします。

 

>>>米国の株価と経済状況~2020年6月時点の見通し~

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米国の株価と経済状況 2020年6月時点

 

米国の株価と経済状況~2020年7月時点の見通しとポイント~


米国の注目は追加景気刺激策

 

2020年7月末までに景気刺激策が纏まるか?がポイント。

 

 

パンデミックにより景気悪化リスクが高まった2020年3月頃に、米国では2.2兆ドルの景気刺激策が打ち出され、速やかに可決・実行されました。

 

 

  • 全米国民に$1,200(13万円)のキャッシュ配布
  • 通常の失業保険に上乗せ金 毎週$600配布(2020年7月25日に期限切れ)

 

 

異例のバラマキが行われた事は記憶に新しいですね。

 

 

失業保険の上乗せ金が2020年7月25日に期限が切れた事もあり、景気刺激策第2弾が議論されている状況。

 

 

第一弾に比べて景気刺激策の規模感は縮小するが、1.5兆ドルで検討されている。

 

 

第一弾の失業保険上乗せ金は毎週$600は手厚すぎたという事で、$100~300で議論中。

 

 

「いくらで着地するか」が注目されている状況。

 

米国大統領選挙と株価の関係

米国大統領選挙と株価2020年

 

大統領選挙の本選挙は11月3日。

 

 

過去の経験則では、大統領選挙前の90日間の相場に注目する事が重要。

 

 

90日の間に相場が高ければ現職大統領再選、下げれば負けるというジンクスがある。

 

 

その起点になるのが8月3日。

 

 

大統領選挙年に経済不況判定が出ている場合、現職は敗戦している。

 

 

そういう意味では、2020年は2月に全米経済研究所がリセッションを既に発表。

 

 

ジンクス通りで考えるとトランプ敗戦も十分に考えられる。

 

 

また、トランプ大統領が敗北し、民主党が大統領・上院・下院、全てを制すれば法案が通りやすくなる。

 

 

その場合、民主党の政策に関連するインフラストラクチャー、クリーンエナジー銘柄が相場になる可能性は高くなる。

 

 

現職大統領が負けるシナリオになれば、9月・10月は苦しい相場になる可能性が高い。

 

 

理由は、現職大統領の敗戦が織り込まれるから。

 

 

トランプ敗戦ニュースは9月、10月に織り込まれる為、11月、12月のどこかで相場はボトムをつけて、株価は上昇していく

 

株式と債権の利回りはシーソーの関係にある。

<出典:【コロナ禍での米国市場の動向と大統領選に向けた見通し】広瀬 隆雄の米国株月次オンラインセミナー>

 

米国10年債利回りは低い。

 

 

市中金利が低い時は、株式市場にネガティブになるな。

 

 

2020年2月に米国株式市場は▲30%近い下落を記録し、FRBが3月に大規模な金融緩和を実行し、相場が底打ちし、金融相場が始まっている。

 

 

金融相場の時は、業績悪化、倒産、失業率の悪化など、悪いニュースばっかり。

 

 

それでも株価が下がらないのは、市中金利がめちゃくちゃ低いから。

 

 

政策金利は簡単に引き上げない。2022年まで動かさないというメッセージがFOMCで出ている。

 

 

大統領選挙の悪材料よりも低金利の方が圧倒的にパワフル。

 

 

低金利時代に相場から全降りするのは愚行。

 

 

金融相場については下記の記事で詳しく纏めています。

 

>>>ブル相場?金融相場?米国株投資をするなら知っておきたい大局観

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失業率が異例の高さにある中で利上げする?

<出典:【コロナ禍での米国市場の動向と大統領選に向けた見通し】広瀬 隆雄の米国株月次オンラインセミナー>

 

米国の失業率は、14.7%という1930年代の大恐慌以来の記録的な数字が出ました

 

 

その後、失業率はやや改善し、11%台をつけていますが、それでも歴史的な失業者が街に溢れている状況が続いています。

 

 

こんなに厳しい状況の中で、利上げをするでしょうか?

 

 

当然、不景気下では労働による給与のベースアップは期待できない。

 

 

それでも、格差はどんどん拡大していく。

 

 

資産(株や不動産)を運用している人としていない人の間で格差が大きく開いているから。

 

 

つまり、現金以外での資産を持っていないと格差がどんどん拡大していくだけの状況が今後も続くということ。

 

FRB連邦準備銀行の総資産は拡大中


<出典:【コロナ禍での米国市場の動向と大統領選に向けた見通し】広瀬 隆雄の米国株月次オンラインセミナー>

 

中央銀行(FRB)の金庫に債権や社債などの残高。

 

 

債権等が山積みになっている=その分現金を市中にバラまいた証拠。

 

 

急騰しているように見えるが、まだ終わりではない。

 

 

モルガンスタンレーの見通しでは、2021年末にはFRBの総資産は1.5~2倍になると言われている模様。

 

そして、FRBのバランスシートが拡大した同じ週にS&P500も上昇しているようですね。

 

FRBのバランスシート総資産の推移は株価を占う重要な指標のうちの1つですね。

 

米国の株価と経済状況~2020年7月時点の見通しとポイント~: まとめ

 

2020年7月時点での米国の株価と経済状況、今後の見通しについて見てきました。

 

 

簡単に振り返ってみましょう。

 

 

現職大統領のトランプが敗戦する可能性もシナリオとしてありえる。

 

 

その場合、過去の経験則として9月、10月は相場の調整が入り、11月以降に戻してくるシナリオが想定される。

 

 

また、民主党が勝利すれば、インフラやクリーンエナジー関連銘柄が相場になる可能性あり。

 

 

ただ、金融相場は始まったばかりである為、一時的な調整が入ったとしても、中長期的なトレンドは強気。

 

 

7月、8月は個別銘柄の決算シーズンです。決算発表前にやっておくべき事をしっかりと確認しておきたいですね。

 

 

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以上、米国の株価と経済状況~2020年7月時点の見通しとポイント~でした!!

米国経済見通し2020年7月
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