- 暗号資産(仮想通貨)のレンディングサービスBitLending(ビットレンディング)って何?
- BitLendingのメリットやデメリットも知りたい
そんな疑問に答えます。
本記事では、
- BitLendingとはどんなサービスなのか?
- BitLendingを運営するJ-CAMとは?
- BitLendingのデメリットやメリット
についてその他のレンディングサービスと比較をしながら、詳しく解説していきます。
早速、見ていきましょう。
BitLending(ビットレンディング)とは?
BitLending(ビットレンディング)とは何でしょうか?
月刊暗号資産を発行するJ-CAM、暗号資産レンディングサービス「BitLending」を発表#JCAM #月刊暗号資産 #BitLending #BTC #Bitcoin #FIL #Filecoin #USDT #暗号資産 #レンディングhttps://t.co/H70VVLNqR8
— 月刊暗号資産【公式】 (@m_digitalassets) February 10, 2022
ユーザーが暗号資産(仮想通貨)をBitLendingに貸出することで、利率に応じた貸借料を貰え、国内の暗号資産(仮想通貨)レンディング特化型サービスとしては、「国内最高水準の賃借料率」と「最速返還」を実現しています。
そんなBitLending(ビットレンディング)の仕組みは以下の通り。
- ユーザーが暗号資産(仮想通貨)を貸し出す
- BitLendingプラットフォームにより管理&運用する
- 運用して得た収益を賃借率に反映する
こんな感じで、BitLending(ビットレンディング)の運用元であるJ-CAMが提携している機関投資家や取引所、レンディングサービス会社、Defiなど複数個所で分散運用されます。
BitLending(ビットレンディング)を運営するJ-CAM(ジェイカム)とは?
BitLending(ビットレンディング)を運営するJ-CAM(ジェイカム)について簡単に見ていきましょう。
会社名 | 株式会社J-CAM |
住所 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル11F |
代表者 | 代表取締役 新津 俊之 |
設立 | 2020年5月26日 |
資本金 | 500万円 |
事業内容 | ・国内唯一の暗号資産専門誌『月刊 暗号資産』の企画・発行 ・Webメディア「月刊暗号資産online」の運営 ・暗号資産レンディングサービス『Bit Lending』の運営 |
J-CAMは2020年5月に設立されたばかりの企業ですが、国内唯一の暗号資産専門誌である「月刊暗号資産」事業を展開している事で有名な企業です。
「月刊暗号資産」について
「月刊暗号資産」は、国内初の暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン関連情報を扱う専門誌として2018年2月に創刊され、以降41刊を発行し多くの投資家の皆さまに購読いただいております。全国の書店・コンビニエンスストアで販売しており毎号30,000部を発行しています。また、暗号資産(仮想通貨)専門誌として国内唯一、国立国会図書館に所蔵されています。<出典:J-CAM>
また、新時代を生きるための経済・金融情報サイトとして経済・金融・資産運用などについて情報配信を行う「ZUU Online」と提携し、Webメディア「月刊暗号資産(仮想通貨)online」の運営も行っています。
一度、「暗号資産専門誌」や「Webメディア」の中身を見てみると、J-CAMという会社を知るきっかけになると思います。
そんなJ-CAMは「BitLending」という新たなレンディングサービスをリリースしましたが、しっかりと準備をしてきたようです。
以下、J-CAMのプレスリリースの一文です。
2018年2月の『月刊暗号資産』創刊以来、暗号資産黎明期から最先端のグローバルシーンを追い続けてきた中で、ブロックチェーン業界では目まぐるしいスピードで画期的な金融サービスがいくつも誕生してきました。J-CAMは、国内唯一の暗号資産専門誌『月刊暗号資産』の発行を通じ、国内外を問わず信頼のおける企業とパートナーシップを結び、ノウハウを蓄積して参りました。この度、自社で保有する暗号資産の運用委託先をさらに厳選し、より安全で効率の良い運用方法を一般ユーザーに広く提供できる準備が整いましたので、暗号資産貸借サービス『BitLending』をサービスリリースすることとなりました」とサービスリリースの背景を説明している。
<出典:ZUU Online>
BitLendingを運営しているJ-CAMについて少し理解してきたところで、BitLendingのサービスに関するデメリットやメリットについて見ていきましょう。
BitLending(ビットレンディング)のデメリット
BitLending(ビットレンディング)のデメリットを見ていきましょう。
主に2つあります。
- 正式版サービスはリリースされていない(2022年3月時点)
- 貸出対象の暗号資産は6種類のみ
- リスクはゼロではない
順番にみていきます。
BitLending(ビットレンディング)のデメリット①: サービスは正式リリースされていない(2022年3月時点)
BitLending(ビットレンディング)のデメリット1つ目は「サービスは正式リリースされていない」です。
お試し期間というやつですね
2021年12月に正式版をリリースした暗号資産(仮想通貨)レンディング特化型サービス「HashHubレンディング」と同じように、BitLendingもまずは「先行版リリース」➡「正式版リリース」という流れになるようです。
「先行版」なので、一部のサービス内容が簡素化されている感じで、例えば
- レポートの確認(資産状況)はメールで行う
- 返還請求はGoogleフォームで行う
といった感じで、現時点では全てWeb上で作業を完結できない機能もあります。
こうした点を許容できれば、「BitLending」先行版利用ユーザー特典である「1年間25%BOOSTキャンペーン」が適用され、賃借料が「1年間 +25%アップ」になります。
もちろん、2022年夏頃リリース予定ので正式版では、Webブラウザ・専用アプリで簡単に利用できるようになったり、機能追加がある予定のようです。
BitLending(ビットレンディング)のデメリット②: 貸出対象の暗号資産は6種類のみ
BitLending(ビットレンディング)のデメリット2つ目は「貸出対象の暗号資産は6種類のみ」です。
BitLendingでレンディング可能な通貨は以下の6つ。
<出典:BitLending 賃借率は先行版利用ユーザー向け>
レンディングサービスを行っている国内の主要な仮想通貨取引所と比較すると、BitLendingが対応している貸出通貨は少ないです。
BitLending | コインチェック | bitbank | GMOコイン | |
対応通貨 | 6種類 | 18種類 | 13種類 | 20種類 |
例えば、GMOコインでは以下の通貨全てのレンディングに対応しています。
単純に貸し出し対応可能な通貨だけを見た場合はデメリットになるかもしれませんが、レンディングする際には
- 中途解約の可否
- 最低貸出数量
- 年利
など、トータルバランスを考慮して利用していく事が重要です。
なので、例えば
- ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は「BitLending」
- BitLendingで取扱いできないポルカドット(DOT)やリップル(XRP)は「GMOコイン」
で運用するなど、目的に応じてレンディングサービスを上手く使い分けていくと良いですね。
BitLending(ビットレンディング)のデメリット③: リスクはゼロではない
BitLending(ビットレンディング)のデメリット3つ目は「リスクはゼロではない」です。
「先行者利益」という言葉があるように、リスクを理解しながらも大衆よりも先に行動をした人は「リターン」を得る事ができるからです。
実際、世の中が「暗号資産(仮想通貨)怖い、怪しい」という2017年頃にリスクを取って投資をした人は大きなリターンを得ていますよね。
BitLendingに限らず、レンディングサービスを提供している企業ではセキュリティ体制を万全にしているものの、主に以下のようなリスクがあります。
- ユーザーによる返還申請に必要な情報の紛失、第三者による盗難のリスク
- 暗号資産(仮想通貨)の盗難・紛失リスク
- ハードフォークのリスク
- 貸し出し期間中にマーケットでの価格が変動するリスク
上記のようなリスクへの対応についてBitLending公式ページのよくある質問で回答されているので、事前に確認しておきましょう。
BitLending(ビットレンディング)のメリット
BitLending(ビットレンディング)のメリットを見ていきましょう。
メリットは主に4つあります。
- 国内最高賃借料率
- 国内最速返還日数『7営業日』
- 最低貸出数量のハードルが低い
- いつでもすぐに貸し出せる
- 複利で増える
順番に見ていきましょう。
BitLending(ビットレンディング)のメリット①: 国内最高賃借料率
BitLending(ビットレンディング)のメリット1つ目は「国内最高賃借料率」です。
BitLendingと同様のレンディング特化型サービスの「HashHubレンディング」と暗号資産(仮想通貨)の賃借率を比べてみましょう。
年間賃借料率 | BitLending | HashHubレンディング |
BTC | 8.0% | 3.0% |
ETH | 8.0% | 5.0% |
FIL | 6.5% | – |
USDT | 8.0% | – |
USDC | 8.0% | 8.0% |
DAI | 8.0% | 8.0% |
BitLendingの通常の賃借率は、HashHubレンディングよりも高めに設定されている事が分かりますね。
さらに、「BitLending」の先行版利用ユーザーは上記の賃借率が1年間+25%UPされる特典が適用されます。
キャンペーン適用後のAPY(年換算利率)は
- BTC・ETH・USDT・DAI 10.0%
- FIL 8.125%
となり、紛れもなく国内最高水準の賃借料率です。
BitLending(ビットレンディング)のメリット②: 国内最速返還日数『7営業日』
BitLending(ビットレンディング)のメリット2つ目は「国内最速返還日数『7営業日』」です。
通常、どこのサービスでもレンディング中の暗号資産(仮想通貨)は売却できません。その為、一度レンディングを停止し返還請求をする必要があります。
BitLendingの場合、返還請求をしてから、手元に暗号資産(仮想通貨)が戻ってくるまでの日数が短いのが特徴です。
公式ページでも以下のように記載あり。
当社が返還請求を受理した翌日から7営業日以内にお客様ご指定のアドレスのウォレットに着金します。
<出典: BitLendingよくある質問>
以下がHashHubレンディングとの比較です。
BitLending | HashHubレンディング | |
返還日数 | 7日 | 31~60日 |
例えば
1ヶ月後にレンディング中の暗号資産(仮想通貨)を売却しよう
と思った場合、
HashuHubレンディングでは引き出しに1~2か月かかるのに対し、BitLendingの場合は約7日で引き出せます。
BitLending(ビットレンディング)のメリット③: 最低貸出数量のハードルが低い
BitLending(ビットレンディング)のメリット3つ目は「最低貸出数量のハードルが低い」です。
通常、レンディングの際には貸し出す暗号資産(仮想通貨)の数に最低数量が設定されています。
例えば、BitLendingが対応している暗号資産(仮想通貨)の最低貸出数量は以下の通り。比較対象がないと、最低貸出数量の基準が分からないと思うので、HashHubレンディングと比較をしています。
BitLending | HashHubレンディング | |
BTC | 0.001 BTC | 0.001 BTC |
ETH | 0.1 ETH | 1 ETH |
FIL | 1 FIL | – |
USDT | 50 USDT | – |
USDC | 50 USDC | 5000 USDC |
DAI | 50 DAI | 5,000 DAI |
暗号資産(仮想通貨)は価格変動が激しいので、円ベースで「いくらから」という見方はできません。
ただ、例えば
- 1BTC = 500万円とすると、5,000円~
- 1ETH = 40万円とすると、40,000円~
- 1USDT/USDC/DAI = 100円とすると、5,000円~
貸出し可能になります。
なので、特に「ETH」と「ステーブルコイン」を少額運用したい人は利用ハードルが低いのが特徴です。
中でも、ステーブルコインDAIを少額・高利率・複利で運用できるのは魅力ですね。
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GMOコインでステーブルコインDAIを購入したいんだけど、どうやって買うの? DAIを購入する具体的な手順を知りたいな そんな疑問に答えます。 2022年[…]
BitLending(ビットレンディング)のメリット④: いつでもすぐに貸し出せる
BitLending(ビットレンディング)4つ目は「いつでもすぐに貸し出せる」です。
一方で、
国内取引所の貸出サービスは「募集型」で、一定期間中に貸出希望者を募り、レンディング利用を希望する人は募集期間中に応募する必要があります。
例えばbitbankは2022年3月度の枠を以下のように募集しています。
また、同様にコインチェックの場合、
- 貸出を行う際には取引所の口座とは別にアカウント登録が必要
- 貸出実施時には審査が必要で、審査結果によっては貸出ができない場合もある
- 貸出しは「募集型」で行われ、締め切られた場合、貸出サービスは次の募集まで利用できない
といった手間とハードルがあります。
国内取引所のレンディングサービスと比べると、HashHubレンディング同様、BitLendingを利用するハードルの低さが際立ちます。
BitLending(ビットレンディング)のメリット④: 複利で増える
BitLending(ビットレンディング)のメリット4つ目は「複利で増える」です。
複利の威力については、誰もが知っている相対性理論で有名なアルバート・アインシュタイン博士の名言が有名すぎますよね。
「複利は人類最大の発明。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
という事で、
「元本+利息」が運用されていくので、解約しない限り、複利で効率よく資産を増やしていけます。
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BitLending(ビットレンディング)の始め方
BitLending(ビットレンディング)の始め方/やり方について見ていきましょう。
まず、BitLending(ビットレンディング)で運用をスタートするには以下2つの事前準備が必要です。
- 暗号資産(仮想通貨)国内取引所の口座を開設する
- 暗号資産(仮想通貨)国内取引所でBTCやETHなどの暗号資産(仮想通貨)を購入する
国内取引所の口座を持っていない人は先に口座開設をしておきましょう。
利用者数も多く、口座開設スピードも早い国内大手2社のコインチェックやビットフライヤーがおススメです。
▶無料でbitFlyer(ビットフライヤー)の口座を開設する
という事で、既に事前準備が出来ている人は、以下の3ステップでBitLendingの利用を開始できます。
- Bit Lendingに登録する
- 国内取引所アカウントに送付先アドレス(BitLending)を登録する
- 国内取引所▶BitLendingに仮想通貨を送付する
上記の流れを整理すると、以下のようなイメージになります。
既に国内取引所口座に仮想通貨(BTCやETH)を持っている人は、BitLendingのアドレスに送金するだけですよ。
>>>BitLendingのやり方|始め方を画像付きで詳しく解説~国内最高利率・最短返還の仮想通貨レンディングサービス~
BitLendingのやり方|始め方を詳しく知りたい 具体的な手順を教えて欲しい そんな疑問に答えます。 BitLendingは、BTC・ETH・USDT[…]
BitLendingとは?メリット・デメリットを解説~国内暗号資産レンディングサービス~: まとめ
BitLendingとは?メリット・デメリットを解説~国内暗号資産レンディングサービス~というタイトルで紹介してきました。
簡単に振り返っていきましょう。
BitLending(ビットレンディング)は、国内唯一の暗号資産(仮想通貨)月刊誌「月刊暗号資産」を運営するJ-CAMが2022年2月にリリースしたばかりの国内の暗号資産(仮想通貨)レンディング特化型サービス。
- 暗号資産(仮想通貨)を貸し出し、
- BitLendingプラットフォームにより管理&運用された収益を
- 国内最高水準の賃借率で得た利益を月次複利で組み入れる
事が可能なので、ただガチホしているだけの人はレンディングにより中長期的に暗号資産(仮想通貨)を増やせます。
とはいえ、どんなサービスにも「メリット/デメリット」があります。
BitLendingのメリット/デメリットは以下の通り。
メリット | デメリット |
国内最高賃借料率 | 正式版サービスはリリースされていない(2022年3月時点) |
国内最速返還日数『7営業日』 | 貸出対象の暗号資産は6種類のみ |
最低貸出数量のハードルが低い | リスクはゼロではない |
いつでもすぐに貸し出せる | |
複利で増える |
「先行者利益」という言葉があるように、リスクを理解しながらも大衆よりも先に行動をした人は「リターン」を得る事ができます。
実際、世の中が「暗号資産(仮想通貨)怖い、怪しい」という2017年頃にリスクを取って投資をした人は大きなリターンを得ていますよね。
BitLendingにおいては、先行版利用者向けには1年間プレミアム賃借率適用というリターンが得られるので、気になる人は少額から始めてみましょう。
>>>HashHubレンディングとBitLendingはどっちがおすすめ?【暗号資産レンディングサービスを徹底比較】
HashHubレンディングとBitLendingはどっちがおすすめ? HashHubレンディングとBitLendingの違いは何? そんな疑問に答えます。 […]
以上、BitLendingとは?メリット・デメリットを解説~国内暗号資産レンディングサービス~でした!!