NIO:2021年Q2決算発表!結果と株価推移~新製品発売とマスマーケット参入を表明~

  • NIOの2021年Q2決算発表はいつあったの?
  • NIOの2021年Q2決算結果は?
  • NIOの2021年Q2決算前後の株価の動きは?

 

そんな疑問に答えます。

 

 

本記事では、今後の投資銘柄選定や、類似銘柄の株価動向予測やパターン分析などを参考にする為に、市場参加者の注目度が高い企業であるNIOの「決算結果」、「決算発表後の株価の動き」等について纏めています。

 

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者・これから株式投資を検討している人

 

 

中国のEV(電気自動車)市場を牽引するリーダー企業であるNIO(ニオ)は2021年8月11日に第2四半期決算を発表しました。

 

 

NIO(ニオ)の過去の事情を知らない人は、下記の記事を読んでから本記事を読んで頂けるとNIO(ニオ)の状況がさらによく分かると思います。NIO(ニオ)のマーケットポジションや過去に乗り越えてきた苦難や株価推移などについて詳しくまとめています。

 

 

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前回の2021年Q1決算内容や株価の動きなどについては、こちらの記事で確認できます。

 

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NIOの2021年Q1決算結果と株価推移 ~製品需要は堅調も半導体供給不足は依然として続く~

 

 

NIO(ニオ)の2021年第Q2の「決算内容」や「決算後の株価の動き」、「マーケットリアクション」はどうだったのでしょうか?

 

 

本記事では、NIO(ニオ)の2021年Q2決算結果と決算内容について、纏めています。

 

 

NIO(ニオ)の一連のムーブメントが今後の株式投資の判断材料として少しでも参考になれば幸いです。

 

NIO:2021年Q2決算発表!結果と株価推移~新製品発売とマスマーケット参入を表明~

NIOの決算発表の結果: 2021年Q2

NIOの決算発表の結果: 2021年Q2

NIOの2021年Q2決算の結果について、詳しく見ていきましょう。

 

  1.  売上とEPS
  2.  販売台数
  3.  ガイダンス
  4.  利益とキャッシュフロー

 

1つずつ見ていきましょう。

 

NIOの2021年Q2決算発表の結果①: 売上とEPS

NIOの2021年Q2決算発表で提示された売上とEPSのコンセンサス予想値と結果はこちら。

 

第1四半期予想結果
EPS▲$0.11▲$0.03
売上$1,03M$1,308M

 

 

売上、EPSともにコンセンサス予想を上回る結果となりました。

 

 

2021年Q1の総売上高は$1.31Bで、売上高成長率は前年同期比「+127.2%」、2021年Q1からの成長は「+5.8%」とトップラインは堅調に伸ばしています。

 

 

総売上の$1.31Bの内訳は、「自動車販売売上:$1.22B」と「その他売上: $0.89BM」です。

 

 

自動車販売がNIOの総売上の90%以上を占めており、自動車販売売上の成長率は+127%、2020年第Q4からの成長は+6.8%となってます。

 

 

販売台数はどうだったのでしょうか?

 

NIOの2021年Q2決算発表の結果②: 販売台数

NIOの2021年Q2の販売台数は、全機種合わせて21,896台でした。

 

 

NIOのCEOのWilliam Bin Liは、「2021年第2四半期に過去最高の四半期納入台数21,896台を達成し、続いて7月には7,931台を納入し、2021年7月31日時点でのNIOの累積納入台数は125,528台になった」と語っています。

 

 

半導体不足の影響が懸念される中で、四半期ベースの販売台数記録を毎回、毎回塗り替え続けているのは凄い事ですね。

 

 

NIOの2021年Q2販売台数21,896台の内訳は下記の通りです。

 

  • ES8:4,433台
  • ES6:9,935台
  • EC6:7,528台

 

そして、2021年7月の販売台数も順調で、単月で7,931台を納車し、前年同期比で+124.5%成長しています。

 

販売台数増加の背景には、中国でのバッテリー電気自動車の普及率の向上があります。

 

 

中国乗用車協会が発表したデータによると、2021年上半期、中国におけるバッテリー電気自動車の普及率は8.4%に到達し、大都市におけるNIOの普及率は、非常に速いペースで成長しています。

 

 

さらに、2022年には「ET7」をはじめとする「NIOテクノロジープラットフォーム2.0」をベースにした3つの新製品を発売する予定との事で、ラインナップの拡充をするようです。

 

NIOの2021年Q2決算発表の結果③: ガイダンス

NIOの2021年Q2決算発表の際に提示されたガイダンスを見てみましょう。

 

2021年Q3ガイダンス
販売台数23,000台~25,000台
総売上$1.38 B~$1.49 B

 

納車台数見通しですが、2021年第1四半期は「23,000台~25,000台」、前年同期比で約88.4% ~ 104.8%の増加2021年Q1比で約5%~14.2%の増加としています。

 

 

CEOのWilliam Bin Liは「製品需要は非常に堅調に推移しているが、半導体の供給不足により、サプライチェーンは依然として大きな課題に直面している。変動の激しいマクロ環境下での強いモメンタムに鑑み、2021年Q2には21,000~22,000台の納入を見込んでいる」とコメントしています。

NIOの2021年Q3の総収入見通しは「$1.38 B~$1.49 B」となり、2020年Q3比で約96.9% ~ 112.8%の増加、2021年Q2比で約5.5%~約14.0%の増加となります。

 

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NIOの2021年Q2決算発表の結果④: 利益とキャッシュフロー

NIOの2021年Q2の車両マージンは、20.3%で、2020年Q2の9.7%に対して大きく改善し、2021年Q1が21.2%とほぼ同水準になっています。

 

 

車両マージンが前年同期比で増加した要因は、主に販売台数の増加による販売価格の上昇と、材料費の減少です。

 

 

NIOの最高財務責任者であるスティーブン・ウェイ・フェンは、「2021年第2四半期にも四半期として過去最高の販売台数を記録したことに牽引され、車両マージンは20.3%、粗利益率は18.6%に達するなど、堅調な財務実績を達成した。」とコメントしています

 

 

純損失は$90.9Mで、2020年Q2比で ▲50.1%、2021年Q1比で+30.2%となっています。

 

NIOの2021年Q2決算発表で公表されたビッグニュース

NIOの2021年Q2決算発表で公表されたビッグニュース

NIOの2021年Q2決算発表で公表されたビッグニュースは2つあります。

 

  1.  2022年に新製品発売予定
  2.  マスマーケットへの参入

 

NIOの2021年Q2決算発表で公表されたビッグニュース①:2022年に新製品発売予定

NIOの2021年Q2決算発表で公表されたビッグニュース1つ目は、「2022年に新製品発売予定」です。

 

 

今回の決算発表で、CEOは「2022年には、ET7を含むNIOテクノロジープラットフォーム2.0をベースにした3つの新製品を発売予定である」と発表しました。

 

 

具体的には以下の通り。

 

  1. NIOテクノロジー2.0を実装したET7
  2. NIOブランドの2つの新車種

 

CEOは、次世代自動運転行システムであるNADの開発も順調に進んでおり、NADが最高の自動運転体験を提供し、業界の自動運転走行技術開発をリードしてくれるものと信じているとコメント。

 

 

さらに、「来年のET7の納期には大きな自信がある」と断言しています。

 

 

8月下旬には「NIO OS 3.0」をリリースし、UIデザインの刷新、新機能の追加、既存機能のさらなる最適化などを実施予定。NIO OS 3.0では、新機能の追加や既存機能の最適化が行われており、NIO Pilotの機能や操作性も向上しているとの事。

 

 

新たに発売が予定されている2種については、新製品プレミアムセグメント向けの製品の中では最低価格となる予定とのコメントがありましたが、詳細は公表されませんでした。

 

NIOの2021年Q2決算発表で公表されたビッグニュース②: マスマーケットへの参入

NIOの2021年Q2決算発表で公表されたビッグニュース2つ目は、「マスマーケットへの参入」です。

 

 

これまでプレミアムセグメントに特化してフォーカスしてきたNIOが、NEWブランドを引っ提げて、マスマーケットに参入する事を表明しました。

 

 

ただ、現時点では、マスマーケット向けブランドの製品発売時期は未定。

 

 

市場の状況や研究開発の進捗に応じて、然るべきタイミングで公表される見通しです。

 

 

プレミアムブランド市場向け製品の経験値がある為、マスマーケット製品の立ち上げサイクルや研究開発効率は非常に高い事が予想されます。

 

NIOの決算前後の株価の動き

NIOの決算前後の株価推移を見ていきましょう。

 

 

上記チャートは、前回決算発表のあった2021年4月29日からQ2決算のあった2021年8月11日までの株価推移です。

 

 

約3か月間のNIOの株価の上昇率は約「+16.7%」でした。

 

 

大きくNIOの株価が下落した理由は、中国政府による規制強化による巻き込みやテーパリング懸念が考えられます。

 

 

中国当局は、企業による各ビジネスエリアにおける独占的支配を恐れ、ハイテク企業・不動産・配車サービス・教育産業に対して規制をかける動きを見せており、関連銘柄の株価は大きく下落しています。

 

 

例えば、アリババのチャートはこんな感じ。

 

7月あたりにこうしたニュースが出始めたのですが、$230近くにあったアリババの株価は、1ヶ月半足らずで、30%以上下落しています。

 

キャシーウッド率いるARK(アークインベストメント)社も中国当局の規制当局を受け、これまで保有していたテンセント(騰訊)、アリババ、百度(バイドゥ)などの中国株を売却するなど、投資家の中国株離れが増えている状況です。

 

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NIOは、今回の規制強化の対象には含まれませんが、同じ中国企業という事で、気の早い投資家がリスクを恐れて処分している事が想定されます。

 

 

そもそも、株価が軟調な原因はNIO本体にはなく、さらにNIOはそもそも中国が国を挙げて力を入れている国策企業なので、規制強化による巻き込み事故的な株価下落は一過性のものであると想像できます。

 

 

NIOに関して、注意したいのは、テーパリングの動向です。

 

 

テーパリングについては、2021年3月あたりから市場で警戒感が高まっていますが、2021年8月末に行われるジャクソンホールで「今後の方向性が明確に出されるだろう」と予測されています。

 

 

FRBから「どんなメッセージが出されるか」によって、株価の動き方が変わってくる可能性がある為、注意が必要です。

 

NIO:2021年Q2決算発表!結果と株価推移~新製品発売とマスマーケット参入を表明~: まとめ

NIOの2021年Q2決算結果と株価推移について、みてきました。

 

簡単に振り返ってみましょう。

 

 

NIOの2021第Q2決算結果は、売上・EPSともにコンセンサス予想を上回る好決算でした。

 

 

販売台数は四半期ベースで過去最高となる21,896台を達成、Record High記録をまたまた塗り替え、2021年7月31日時点でのNIOの累積納入台数は125,528台に到達し、順調に販売台数を伸ばしています。

 

さらに、2つのビッグニュースが発表されました。

 

  1.  2022年に新製品発売予定
  2.  マスマーケットへの参入

 

今回の決算発表時に詳細は明らかにされていませんが、今後の展開に期待を持てるポジティブニュースです。

 

 

NIOの株価については、前回決算から今回決算までで約+16%の上昇を見せていますが、決算後は中国の規制強化の動きやテーパリング懸念によって、軟調推移しています。

 

 

NIOは中国国策企業であり、EV産業は今後5年~10年のトレンドとなる事業なので、目先の株価に一喜一憂せずに、中長期目線で投資を継続していきたいですね。

 

 

握力を高めたい人は、下記の書籍を読むと良いですよ。

 

 

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以上、NIO:2021年Q2決算発表!結果と株価推移~新製品発売とマスマーケット参入を表明~でした!!「

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