米国の株価と経済状況~2020年6月時点の見通し~

本記事は、私自身が米国株投資を行う中で、新たに学んだ内容や当時の状況について記録する事を目的として纏めています。

 

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者・これから株式投資を検討している人

 

 

今後の長い投資人生の中で類似ケースがでてきた際の参考材料として残しておきたい思い、当時の状況を表す指標や予測をレトロスペクティブに振り返り、「どのような状況変化があったのか?」「予測との相違点はどこか?」を記録しています。

 

 

本記事では、2020年6月23日にじっちゃま(広瀬さん)が実施した楽天証券セミナー「ロックダウン解除後の米国の実態に迫る!今年後半の大イベントの行方は!?」で行われた内容の一部を個人的なメモとして纏めています。

 

 

セミナーでは、個別銘柄に関する説明もされていますが、本記事ではマクロな内容を中心にポイントを記録しました。

 

 

非常に有益な情報が無料で提供されているので、時間の許す方は一度、じっちゃまの講義を聴く事をオススメします。

 

米国の株価と経済状況~2020年6月時点の見通し~


米国大統領選挙と株価の関係

米国大統領選挙と株価2020年

 

2020年は米国大統領選挙の年。

 

 

現職大統領と対立候補の政策の相違によって、大統領選挙以降の経済や個別企業の株価動向が大きく左右される為、大統領選挙選の動向は投資家から注視されています。

 

 

現時点で、「誰が大統領になるか」を予測する事は難しいですが、過去の傾向によると、大統領選挙年の経済状況が悪い場合、現職大統領は負ける可能性が高い結果がでています

 

 

2020年6月時点では、既にリセッション、景気後退局面に突入している為、過去のジンクスに従えばトランプ大統領の敗戦可能性があるという見方が可能です。

 

 

実際のところ、2020年6月時点での大統領選挙選の動向に関する電話聞き取り調査やベッティングサイトでも、対立候補のバイデン氏が有利な状況

 

 

加えて、選挙活動支援金額もバイデン氏の方が「大きい」事からも、市場参加者はトランプ大統領の劣勢を想定し始めています。

 

 

ついんず

このまま現職大統領トランプが劣勢の場合、株価はどうなるのでしょうか?

 

 

過去の傾向によれば、大統領選挙の年は、基本的には株価は伸びるケースが大半ですが、現職大統領が敗北するケースでは、2月と9月、10月に株価は下がる傾向にある模様です。

 

2020年は金融相場の入り口

2020年は金融相場の入り口

 

大統領選挙の行方が株価に影響を与えるとはいえ、マーケットは2020年2月月以降に金融相場入りしたばかり

 

 

景気悪化により、30%近く株価が暴落し、マーケットが大底をつけた事は記憶に新しいです。そして、FRBが政策金利を引き下げた地点を基点とし、金融相場が始まっています。

 

 

一般的に「金利と株価はシーソーのような関係」にあり、金利を引き下げた状態が続く限り、基本的に株価は上昇する傾向にあります。

 

 

そして、通常、金融相場は数年続くとされていて、年々、金融相場の期間は伸びてきています。

 

 

2020年6月末時点で金融相場はまだ4カ月しか経過していない為、大統領選挙による一時的な株価への影響要因はあれど、株価の趨勢としては強気のスタンスで臨める状況です。

 

 

金融相場については下記の記事で詳しく纏めています。

 

>>>ブル相場?金融相場?米国株投資をするなら知っておきたい大局観

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米国株に関連する重要指標の状況

 

米国経済の状況を示す重要指標の状況をみていきましょう。

 

マーケットトレンドの方向性を掴むために非常に重要な情報です。

 

  1.  クレジッドカード、デビットカードの利用状況
  2.  FRBメンバーによるFFレート(アメリカの政策金利)
  3.  FRBによるGDP予想
  4.  失業率
  5.  S&P500利益
  6.  10年債利回り(市中金利)
  7.  FRBの総資産(バランスシート)
  8.  マネーサプライ

 

1つずつ見ていきましょう。

 

米国株に関連する重要指標の状況①: クレジッドカード、デビットカードの利用状況

米経済2020年6月クレジットカード、デビットカード利用状況

<出典:ロックダウン解除後の米国の実態に迫る!今年後半の大イベントの行方は!?セミナー>

 

 

出張や旅行ができない状況なので、トラベル、レジャー関係は消費が大きく落ち込み、新型コロナが実態経済に与えた影響は甚大である事がデータから読み取る事ができます。

 

 

米国株に関連する重要指標の状況②: FRBメンバーによるFFレート(アメリカの政策金利)

米経済2020年6月FFレート予測

<出典:ロックダウン解除後の米国の実態に迫る!今年後半の大イベントの行方は!?セミナー>

 

 

FRBメンバーによるFFレート(アメリカの政策金利)のコンセンサス予想は同じで、政策金利は向こう3年間(2020年~2022年)まで0.1%と予想されています。

 

 

つまり、「低金利で固定する金融相場が2022年まで継続する」という認識になります。

 

米国株に関連する重要指標の状況③: FRBによるGDP予想

米経済2020年6月GDP予想

<出典:ロックダウン解除後の米国の実態に迫る!今年後半の大イベントの行方は!?セミナー>

 

FRBによるGDP予想は、下記の通りです。

 

  •  2020年 ▲6.5%,
  •  2021年 5%
  •  2022年 3.5%

 

2020年の減速幅が大きい為、2021年になっても元のトレンドラインには戻らない事を示唆している事が分かります。

 

 

2020年と2021年の状況が変わらない事を考えると、「政策金利の変更などは想定しづらい、すなわち金融相場が継続する可能性が高い」と読み取れます。

 

米国株に関連する重要指標の状況④: 失業率

米経済2020年6月失業率

<出典:ロックダウン解除後の米国の実態に迫る!今年後半の大イベントの行方は!?セミナー>

 

 

失業率は2020年末で9.3%、2021年末で6.5%と、2021年にかけても失業率は高い状態が予測されています。

 

 

失業率が高い状況で、「利上げに動く事はないだろう」という予測ができます。

 

 

米国株に関連する重要指標の状況⑤: S&P500利益

米経済2020年6月S&P利益

<出典:ロックダウン解除後の米国の実態に迫る!今年後半の大イベントの行方は!?セミナー>

 

 

S&P利益を見る事で、「米国企業は儲かっているのか?」の確認ができます。

 

 

2020年のEPSは127.86と、2019年実績(163.02)よりも大幅に落ち込んでいます。

 

 

米国株に対して、「既にバリュエーションが高すぎるのではないか?」という声が多くありますが、EPSが落ちている結果は「バリュエーションが高くはない」事を示唆していると見る事ができます。

 

 

業績不安は当然ですが、金融相場は常に悪い業績との戦いにあるので、気にする必要はないようです。

 

 

 

 

米国株に関連する重要指標の状況⑥: 10年債利回り(市中金利)

米経済2020年6月10年債利回り

<出典:ロックダウン解除後の米国の実態に迫る!今年後半の大イベントの行方は!?セミナー>

 

 

10年債利回りは、0.7%と過去最低水準に近い低さ

 

 

市中金利と株価はシーソーの関係にあり、市中金利が低いと株価は高くなる。

 

 

2020年6月時点での株高の理由は、一言で言うと「金利が低いから」と説明ができる。

 

 

米国株に関連する重要指標の状況⑦: FRBの総資産(バランスシート)

米経済2020年6月連邦準備銀行の総資産

<出典:ロックダウン解除後の米国の実態に迫る!今年後半の大イベントの行方は!?セミナー>

 

 

「債権をどれだけ購入しているか」は、FRBのバランスシートを見れば分かる。

 

 

上記画像を見ると、直近で垂直に総資産が上昇しているが、これはFRB内に債権の在庫が積みあがっている事を示しており、言い換えると、市中にお金がバラまかれている事が読み取れる。

 

 

FRBの総資産が減らなければ、、じゃぶじゃぶマネーが続くという事ですね。

 

 

米国株に関連する重要指標の状況⑧: マネーサプライ

米経済2020年6月マネーサプライ

<出典:ロックダウン解除後の米国の実態に迫る!今年後半の大イベントの行方は!?セミナー>

 

 

マネーサプライも垂直に伸びている事が確認できる。

 

 

市場に流動性を出すアクションを取っている証拠。

 

 

景気悪化を防ぐ為に、必至に中央銀行が流動性を確保しようとしている事が、マネーサプライの上昇から読み取れる。

 

米国株:個別銘柄の解説

今回のセミナーで解説された個別銘柄については、下記の通りです。

 

  1. ロイヤルティ・ファーマ(RPRX)
  2. バイオンテック(BNTX)
  3. ズームインフォ(ZI)
  4. エマージェント(EBS)
  5. ヴィアバイオテクノロジー(VIR)

 

2020年注目のIPO銘柄と新型コロナワクチン関連銘柄が中心でした。

 

個人的に特に注目している下記の3銘柄については、別途、詳しく記事に纏めています。

 

上場後、すぐに配当が出せるほど稼いでいる、超少数精鋭のプロ集団が運営する製薬パテントビジネスのリーダー企業、ロイヤリティファーマ(RPRX)

 

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新型コロナウイルスワクチン関連銘柄の中でも、ローリスクなワクチン製造のスペシャリスト、エマージェント(EBS)

 

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米国株エマージェント

 

米国の株価と経済状況~2020年6月時点の見通し~: まとめ

 

2020年6月時点での米国の株価と経済状況、今後の見通しについて見てきました。

 

 

簡単に振り返ってみましょう。

 

 

米国大統領選挙の年には、株価は上昇傾向にあるが、経済がリセッション入りしている場合、経験則からすると、現職大統領は敗戦可能性が高い。

 

 

実際、各種調査においては、バイデン有利な傾向が出ている。

 

 

現職大統領が敗戦する場合は、9月、10月に株価は下がる傾向にある。

 

 

ただし、FRBは2022年末まで金融緩和を行う姿勢を示しており、マーケットも2020年2月末に金融相場に入ったばかりである為、株価の趨勢としては、上と捉えて良い段階ですね。

 

 

そんな中で個別銘柄を選定していく為には、決算が重要になります。

 

 

>>>米国株の決算は個人投資家にとって「最重要材料」である理由

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以上、米国の株価と経済状況~2020年6月時点の見通し~でした!!

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