米国の株価と経済状況~2020年9月以降の見通しとポイント

  • 2020年9月7日
  • 2021年1月2日
  • 生活

本記事は、私自身が米国株投資を行う中で、新たに学んだ内容や当時の状況について記録する事を目的として纏めています。

 

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者・これから株式投資を検討している人

 

 

当時の状況を表す指標や予測をレトロスペクティブに比較する事で、「どのような状況変化があったのか?」「予測との相違点はどこか?」を把握する事が可能になり、今後の長い投資人生の中で類似ケースがでてきた際の参考材料として残しておきたいと考えています。

 

 

本記事では、2020年8月月31日にじっちゃま(広瀬さん)が実施したマネックス証券の月次米国株セミナーで行われた内容の一部を個人的なメモとして纏めています。

 

 

セミナーでは、個別銘柄に関する説明もされていますが、本記事ではマクロな内容についてのみ纏めています。

 

 

非常に有益な情報が無料で提供されているので、時間の許す方は一度、じっちゃまの講義を聴く事をオススメします。

 

 

米国の株価と経済状況~2020年9月以降の見通しとポイント


米国株:2020年9月以降の見通し

米国株は2020年3月以降、力強く堅調に推移してきましたが、2020年9月以降も力強さが「継続するのか、一時的に調整するのか?」を現時点で確実に予測することは困難。

 

だから、相場をしっかりと観察する事が重要。

 

相場の動向を予測できない理由は大きく2つ。

 

  1.  Labor day明けの相場は風向きが大きく変わる傾向がある
  2.  上ブレ材料と下ブレ材料がある

 

米国株の2020年9月以降の相場動向を予測できない理由①: Labor day明けの相場は風向きが大きく変わる傾向がある

米国株の2020年9月以降の相場動向を予測できない理由の1つ目は、米国株はLabor day明けは毎年のように、相場の風向きが大きく変わる傾向にあるから。

 

 

2020年は9月7日がLabor day。

 

 

Labor Day明けは1~2週間相場を観察し、「どのセクターが買われてるか、昨日の人気株は今日も人気かどうか」などをじっくりと様子をみて決めるスタンスで臨む。

 

米国株の2020年9月以降の相場動向を予測できない理由②: 上ブレ材料と下ブレ材料がある

米国株の2020年9月以降の相場動向を予測できない理由2つ目は、9月以降の相場には株価にそれぞれポジティブとネガティブな材料があるから

 

 

株価にポジティブな材料とネガティブな材料は主に下記の通り。

 

  1. 2020年第2四半期のポジティブサプライズ決算
  2. 追加景気刺激策が纏まらないリスク

 

 

2020年第2四半期の企業決算は、コンセンサス予想を上回る結果を出している企業が、ファクトセット等の調査会社による調査を開始して以来、最も多かったとの事。

 

 

つまり、ポジティブサプライズが多く、企業業績が多い事が確認されている状況にあります。

 

 

今期は、ほとんどがウオール街で定義されている良い決算の3拍子が揃った好決算だった。

 

 

>>>米国株の決算は個人投資家にとって「最重要材料」である理由

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一方で、追加景気刺激策が纏まらないリスクもあります。

 

 

下振れリスクは、議会で審議中の追加景気支援策の行方

 

 

9月7日のLabor day以降、審議再開が予定されているが、追加景気刺激策への積極性が共和党と民主党で大きく異なり、その溝が大きい状況。

 

 

そもそも民主党はHeroes Actと呼ばれる、3.3兆ドルの追加景気刺激策を5月の時点で可決し、すぐにでも実行に移したいと考えているが、上院で可決されない状況が数か月も続いている。

 

 

そんな中で、共和党が出してきた代案として出した追加景気刺激策の予算は0.5兆ドル。

 

 

予算の差が大きく、両者の乖離を埋めていく作業が9月7日以降に行われる予定。

 

 

ただ、「状況はあまり良くない」事をニューヨークタイムズの辣腕なベテラン記者が記事にした事が不安材料になっている。

 

 

記事によれば、2020年3月にスピーディに議会を取り纏め、歴史的な大規模の財政出動の大きな立役者となったムニューシン財務長官が、今は議会で四面楚歌状態で苦しい立場にあるとの事で、暗雲が立ち込めている様子。

 

 

米国株への投資スタンス:2020年9月、10月

 

2020年9月、10月の米国株への投資は控えた方が良いのでしょうか?それとも下落時に積極投資していくべきなのでしょうか?

 

気になるのは投資スタンスです。

 

メッセージとして、下記2つがあると考えます。

 

  1.  個人の予定を勝手にたてない
  2.  株価だけをみて「買い」判断をしない

 

順番にみていきましょう。

 

米国株への投資スタンス①: 個人の予定を勝手にたてない

2020年11月に大統領選挙を控えているが、投票意向調査によるとバイデン有利な状況は変わっていない。

 

追加景気刺激策が纏まらなかったら、トランプ陣営は劣勢を挽回できる材料がなくなる。

 

 

そうした場合、9月、10月は下げる可能性もあるが、重要なのは先回りして勝手に自分の予定をたてないこと。

 

 

個人は自分の予定をたてるが、機関投資家は予定をたてない。

 

 

機関投資家と逆の事をやると大きく負ける可能性が高まる。

 

 

戦況は刻々と変わる為、事前に自分が勝手に思い描いたシナリオ通りに動くとは限らない。

 

 

自分の心にバイアスをかけず、状況に対して臨機応変にアジャストして、自分のスタンスを常に最適化していく必要がある。

 

 

もう1つ重要なのは、9月、10月に株価が下げたとしても、例えばOKTA、CRWD、ZOOMなどの好決算銘柄は売却せずにホールドを続けること。

 

 

機関投資家は好決算銘柄は売却しないから。

 

米国株への投資スタンス②: 株価だけをみて「買い」判断をしない

2020年8月末時点では、アップルやテスラ、アマゾンなどの勝ち組と負け組の明暗が分かれた相場。

 

 

ただ、株価が大きくなりすぎて、個人投資家が買いにくいムードになっている。

 

 

その為、資金力のない個人投資家の資金は低位株(株価が低い)に流れる傾向にあるが、優良企業株と低位株の企業の格や質を比べると、大きく見劣りする。

 

 

よって、買いやすい銘柄ばかりに資金を投下すると、結果的に自分のポートフォリオの質は悪くなり、パフォーマンスも落ちることになる。

 

 

ちなみに、アップルとテスラは1株購入するのに、こうした状況を踏まえ、8月31日に株式分割を実施。

 

 

1株購入するのに、30万、15万必要だったが、株式分割により4分の1程で購入できるようにになった。

 

 

ただ、両者の株は株式分割を材料にして、急激に買われてきた為、材料出尽くしの可能性がある。

 

 

「安くなって買いやすいから、買う」というには、あまり良い判断ではない。

 

実際に、テスラ(TSLA)とアップル(AAPL)の株式分割前後に、株価がどのように動いたのか?下記の記事に詳しく纏めています。

 

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米国株の2020年末の予想

セミナーの中で出ていた米国株の2020年年末の予想値をメモ書きしておきます。

 

  • ドル円:105円(旧予想:108円)
  • 金:2,000ドル(旧予想:1,800ドル)
  • 原油:40ドル(旧予想30ドル)
  • NYダウ:26,000ドル

 

 

9月、10月に相場は少し安くなり、大統領選挙目前から盛り返して、年末は引きあがって26,000ドル程度に着地するような株価の動きを予想されています。

 

 

ただ、決算を軸にした判断は継続する事。

 

 

一時的に株価が下落しても好決算を出している銘柄はホールる、悪い決算を出したら、けり出す。

 

 

アメリカの機関投資家はこうした運用をしている。だから個人も同じ事をする必要がある。

 

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米国株:個別銘柄の解説

今回のセミナーで解説された個別銘柄については、下記の通りです。

 

2020年第2四半期決算結果、各企業の現状や見通しについて解説されています。

 

  • エヌビディア(NVDA)
  • アリババ(BABA)
  • ロイヤルティ・ファーマ(RPRX)
  • ズームインフォ(ZI)
  • エマージェント(EBS)
  • テスラ(TSLA)
  • フェイスブック(FB)
  • マイクロソフト(MSFT)
  • ファストリ―(FSLY)

 

ハイテク銘柄が中心でした。

 

大手優良株から今年IPOされたばかりの将来性に期待できる銘柄、ワクチン関連銘柄など注目銘柄が多く取り上げられていた印象でした。

 

今年IPOされた注目銘柄については、下記の記事に纏めています。

 

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米国の株価と経済状況~2020年9月以降の見通しとポイント: まとめ

 

2020年9月以降の米国の株価見通しについて見てきました。

 

 

簡単に振り返ってみましょう。

 

 

2020年9月以降の相場が上振れするか、下振れするかどうかを見通す事は現時点では予測が難しい。

 

 

下ブレリスクは、9月7日のLabor Day以降に米国議会で審議予定の追加の景気刺激策。

 

 

また、Labor Day明けは毎年株式市場の動きや雰囲気が大きく変わる傾向にあるとの事。

 

 

議会の審議状況と合わせて、Labor Day明けの1~2週間は、相場の様子をしっかりと観察していきたいですね。

 

 

>>>米国の株価と経済状況~2020年7月時点の見通しとポイント~

 

 

以上、米国の株価と経済状況~2020年9月以降の見通しとポイントでした!!

米国株2020年9月以降の見通し
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