EDGARの使い方~米国株の情報収集に欠かせないSECのオンラインデータベース~

  • 2020年10月11日
  • 2021年2月3日
  • 生活
  • 上場予定の米国企業情報にアクセスしたい
  • EDGARって何?
  • EDGARでは何が見れる?

 

そんな疑問や質問に答えます。

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者・これから株式投資を検討している人

 

米国株投資を行う上で欠かせないのが情報収集。

 

 

本記事で紹介するEDGARは、例えば、米国でIPO予定の企業に関する財務情報やビジネスプラン、企業の競争優位性やビジネスリスクなどについて、一次情報を得たいと思う人の味方になりえるツールです。

 

 

この記事では、EDGARで閲覧できる情報とEDGARの使い方について、具体的な企業を例に出して解説していきます。

 

 

この記事を読む事で、EDGARの使い方が分かり、上場予定の米国企業情報へのアクセスの仕方が分かります。

 

EDGARの使い方~米国株の情報収集に欠かせないSECのオンラインデータベース~

EDGARでは決算書を始め上場企業の全データ閲覧ができる

まず、EDGARの読み方ですが、「エドガー」と読みます。

 

 

EDGARとは米企業の決算書を始め、ナスダックやニューヨーク証券取引所に上場している全ての企業の情報が閲覧できる米国証券取引委員会(SEC)が管理、運営しているオンライン公開データベースです。

 

 

EDGAR(エドガー、Electronic Data-Gathering, Analysis, and Retrieval system)とは、企業その他法人が1933年米国証券法および1934年証券取引所法等に基づき証券取引委員会 (SEC)へ提出が義務付けられている書類を自動収集・確認・分類・受理等するためのシステムの名称である。なお、日本の金融庁所管のEDINETは、EDGARをモデルとして作成されている。<出典:wikipedia>

 

日本では有価証券報告書を閲覧する際にEDINETを使用すると思いますが、そのEDINETを構築する際にモデルにしたシステムがEDGARです。

 

EDGARでは決算書を始め、ナスダックやニューヨーク証券取引所に上場している企業の組織構造、監査済みの財務諸表、想定するビジネスリスクやビジネスポテンシャルなど、企業の事業展開に関するあらゆるデータの閲覧ができます。

 

EDGARに公開されている代表的なデータ下記の通り。

 

  • Form 10-K :年次報告書
  • Form 10-Q :四半期報告書
  • Form 8-K :直近報告書
  • Form S-1 :有価証券報告書/目論見書
  • Prospectus :売出目論見書

 

「Form10-K」と「Form 10-Q」は、年間もしくは四半期といった期間でいずれも企業業績に関する包括的な状況が纏められています。

 

 

10-Qは監査は要求されないので、10-Kの方が重みがある内容になっています。いずれも、一定期間内に提出義務が定められています。

 

 

「Form 8-K」は、財務状況や株価に影響を与える可能性のある重要事項に関する報告書。

 

Form S-1は、企業がIPO(新規株式公開)を行う際にSECに提出する開示書類で、SEC承認後にEDGARに公開されます。

 

Prospectus(424B4)は、株式の売出しに際して投資家向けに売り出し条件や有価証券内容などを細かく公開している書類です。

 

米国のIPO株の購入を検討している場合、EDGARに公開されているProspectusを見に行くと、一次情報を取りに行く事が可能です。

 

EDGARの使い方:米株IPO企業の情報を検索してみる


EDGARの使い方として、IPO予定の企業情報へのアクセス方法について具体的な手順を見ていきましょう。

 

今回は、ロイヤリティファーマ(RPRX)のProspectusにアクセスする方法を見ていきます。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)は、2020年6月にナスダックに上場した少数精鋭のプロ集団により製薬特許権ビジネスを展開している企業。巨大な資金力によって、パテント買収額を加速度的に伸ばし、IPO時点で60%を超えるマーケットシェアを獲得し、めちゃくちゃに儲けている超優良企業です。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)について、詳しくは下記の記事に纏めています。

 

>>>ロイヤリティファーマ(RPRX)の魅力【米国株の2020年IPO優良銘柄】

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ロイヤリティ・ファーマサムネイル

 

 

Prospectusへのアクセス方法は、主に4つのステップになります。

 

  1.  EDGARにアクセス
  2.  Company Filings Searchの検索窓でティッカーシンボルを入力
  3.  Prospectus(424B4)を探す
  4.  424B4(Prospectus)のドキュメントをクリックする

 

順番に見ていきましょう。

 

EDGARの使い方①: EDGARにアクセス

 

まず、EDGAR(エドガー)にアクセスします。

 

EDGARの使い方②: Company Filings Searchの検索窓でティッカーシンボルを入力

 

EDGAR(エドガー)の使い方

<出典:EDAGR(エドガー)>

 

ティッカーシンボルが分からない場合は、英語で企業名を入力しても大丈夫です。ただし、似たような名称の企業が一覧で表示されるので、間違って別の企業を選択しないように注意しましょう。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)が表示されるので、青色ハイライト部分を選択します。

 

次の画面に展開されます。

 

EDGARの使い方③: Prospectus(424B4)を探す

 

Form 8-k、10-Qを始め多くの書類が一覧で表示されるページが出てきます。

 

 

画面を下にスクロールしていくと、Fillings欄に「424B4」、Description欄に「Prospectus」と書かれた欄を見つける事ができます。

 

EDGAR(エドガー)の使い方

<出典:EDAGR(エドガー)>

 

 

Format欄の「Documents」をクリックして、次に進みます。

 

 

ちなみに、ロイヤリティファーマ(RPRX)はIPO後の四半期決算発表を2020年8月12日に行っているので、10-Qなど四半期報告も出ている事が分かりますね。

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)のIPO後初決算の内容については、下記の記事に詳しく纏めています。

 

>>>ロイヤリティファーマのIPO後初決算と株価の推移~2020年第2四半期決算結果は?~

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ロイヤリティファーマ(RPRX)の IPO後初決算と株価推移

 

EDGARの使い方④: 424B4(Prospectus)のドキュメントをクリック

 

一番上にDescription欄に「424B4」と書かれた行があるので、Document欄にあるファイルをクリックします。

 

EDGAR(エドガー)の使い方

<出典:EDAGR(エドガー)>

 

 

すると、下記ようにロイヤリティファーマ(RPRX)の200ページ以上に及ぶProspectusの書類、全てが閲覧できます。

 

 

EDGAR(エドガー)のロイヤリティファーマ(RPRX)表紙

<出典:EDAGR(エドガー)>

 

 

画面を少し下にスクロールしていくと、3ページ目にTable of Contents、目次が出てきます。

 

EDGAR(エドガー)のロイヤリティファーマ(RPRX)目次

<出典:EDAGR(エドガー)>

 

 

あとは、本を読むのと同じ要領で、目次をみて、興味のある部分を読み進めていきましょう。

 

 

売出目論見書のサマリーや事業の強み、弱み、成長戦略、リスクファクター、売り出し条件、財務情報などにアクセスが可能です。

 

EDGARの見方について、解説してきましたが、「英語力に自信がない、EDGARの膨大な資料を読み解くのが難しい。でも米国株の優良な一次情報を取得したい」という人はモトリーフールがおススメです。

 

 

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EDGARの使い方~米国株の情報収集に欠かせないSECのオンラインデータベース~: まとめ

 

EDGAR(エドガー)の使い方について、紹介してきました。

 

 

EDGARは、米国証券委員会(SEC)が運営・管理している米国上場企業のオンラインデータベースです。

 

 

EDGARにアクセスする事で、「Form 10-K」、「10-Q」、「S-1」、「Prospectus」などの閲覧が可能となり、企業の財務情報や組織構造、ビジネスリスクや成長戦略などを詳しく確認する事ができます。

 

 

EDGARの使い方は、非常に簡単なので、ティッカーシンボルを覚えておけば、1分とかからず欲しい情報へアクセスできます。ただ、当たり前ですが、全て英語表記、小難しく書かれているので、多少の英語力がないと読解が難しいのが難点です。その反面、どこよりも詳しい一次情報を取る事が可能です。

 

 

EDGARに目を通し、読んでみる事は、米国株投資判断に必要な重要情報を得られるのはもちろん、「英語の勉強や読解の練習」や「スライドの見せ方」などの参考にもなり、個人的には「サラリーマンスキルの向上」という副次的な効果もあると思っています。

 

 

EDGARは、特に、米国株のIPO銘柄の情報収集の際に、重宝しているデータベースです。

 

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以上、EDGARの使い方~米国株の情報収集に欠かせないSECのオンラインデータベース~でした!!

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