メタバースETF「VERS」の特徴や構成銘柄について徹底解説~Proshares初のメタバースETF~

  • 2022年3月25日
  • 2022年3月26日
  • US.STOCK
  • メタバース関連企業を纏めて購入できるETFってあるの?
  • メタバースETFのVERSの構成銘柄は?どんな企業が組み入れられてるの?
  • メタバースETFのVERSは日本のSBIや楽天などの証券会社で買える?

 

そんな疑問に答えます。

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者・これから株式投資を検討している人

 

 

2021年6月にRoudhill Investments社が世界で初めてメタバースETF「Roundhill Ball metaverse ETF(METV)」(参考記事)をリリースしてから、続々とメタバースETFが誕生しています。

 

 

そんな中、2021年12月にProFunds社が2006年から展開するProshares ETFシリーズの新製品「メタバースETF」をSECに申請。

 

 

そして、2022年3月にProshares初のメタバースETF「VERS(ProShares Metaverse ETF)」がリリースされました。

 

 

という事で、本記事では「VERS(ProShares Metaverse ETF)」の特徴や構成銘柄、株価推移や購入できる証券会社について紹介します。

 

 

早速見ていきましょう。

 

メタバースETF「VERS」の特徴や構成銘柄について徹底解説~Proshares初のメタバースETF~

メタバースETF |VERSとは?

メタバースETF「VERS」とは何でしょうか?

 

 

VERSは、ProFund社が手掛けるProshares(プロシェアーズ)ETFの中で初のメタバース特化ETF。

 

 

メタバース産業に関連する製品やサービスを提供する企業からポートフォリオが構成されています。

 

 

そんなメタバースETF「VERS」の特徴は下記の通り。

 

ティッカーVERS
上場日2022年3月15日
取引所NYSE Arca
構成銘柄数40
経費率0.58%

 

メタバースETFであるVERS(ProShares Metaverse ETF)は2022年3月に上場したばかりの新しいETFです。

 

 

ProShares VERS ETFは、Solactive Metaverse Theme Index(ソラティブ・メタバース・テーマ・インデックス)に連動するようです。

 

 

Solactive Metaverse Theme Indexは、

 

  • デバイスメーカー
  • データ処理業者
  • ソーシャルメディア
  • ゲーム
  • その他のデジタル交流を促進するプラットフォーム

 

など、幅広い業界にわたる40社をトラッキングしています。

 

 

なお、Proshares VERS ETFの詳しい構成銘柄は後述しますが、

 

  • アップル
  • グーグル
  • メタプラットフォームズ
  • エヌヴィディア
  • ユニティ

 

など、既にメタバース企業に参入している有名企業がポートフォリオに名を連ねています。

 

 

いわゆる「メタバースの王道銘柄」が中心となっているのですが、その理由はVERSのポートフォリオの選定条件にあります。

 

 

選定条件は主に以下3つ。

 

  1. メタバース関連事業からの収益が50%以上であること
  2. 企業はニューヨーク証券取引所 or ナスダックに上場していること
  3. 一定の時価総額とFactSetの分類要件を満たしていること

 

 

という感じで、かなり厳しい制約が設定されており、基準を満たせるだけの実績ある企業が必然的に選ばれます。

 

 

よって、Proshare VERS ETFはオールラウンダー型のETFと言えます。

 

メタバースETF VERSを含むProShares ETFの特徴

メタバースETF VERSを含むProShares ETFの特徴

Proshares ETFの特徴を見ていきましょう。

 

 

Proshares(プロシェアーズ)は、2006年からProFunds社が展開する最先端ETFで、合計44のETFラインナップを持ち、総額600億ドル以上の資産を有する最大級のETFシリーズです。

 

 

特に有名なのは、2021年10月に米国金融市場初となったビットコイン先物取引ETFの「プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF」(BITO)。

 

 

米国でビットコインETF(BITO)が承認される事で、機関投資家や大口投資家が間接的にビットコイン投資ができる機会を提供するという意味で、ProShares ETFは歴史的な快挙を達成しています。

 

 

ProShare ETFシリーズはビットコインETFを始め、主に7つのジャンルのETFを展開しています。

 

VERS(ProShares Metaverse ETF)は、ProSharesシリーズの中でもThematic(テーマ型)に該当し、同ジャンルのETFはVERSを含め13個あります。

 

 

VERSは今後のメガトレンドの1つとなる可能性の高い「メタバース」という大きな波に乗る為に新しくリリースされた期待の新製品という位置づけになります。

 

VERS(ProShares Metaverse ETF)の構成銘柄

VERS(ProShares Metaverse ETF)の構成銘柄

 

VERS(ProShares Metaverse ETF)の構成銘柄について、詳しくみていきましょう。

 

 

上位20銘柄は以下の通り。

 

ティッカー社名構成比率
AAPLAPPLE INC8.46%
GOOGLALPHABET INC-CL A6.33%
FBMETA PLATFORMS INC-CLASS A6.32%
NVDANVIDIA CORP6.32%
MSFTMICROSOFT CORP6.17%
HIMXHIMAX TECHNOLOGIES INC-ADR5.18%
AMZNAMAZON.COM INC5.04%
SNAPSNAP INC – A3.30%
WIMIWIMI HOLOGRAM CLOUD INC-ADR3.08%
VUZIVUZIX CORP3.06%
CEVACEVA INC2.76%
PTCPTC INC2.74%
UUNITY SOFTWARE INC2.44%
KOPNKOPIN CORP2.38%
EXPIEXP WORLD HOLDINGS INC2.36%
VRARGLIMPSE GROUP INC/THE2.30%
ATVIACTIVISION BLIZZARD INC2.19%
TTWOTAKE-TWO INTERACTIVE SOFTWRE2.15%
PENPENUMBRA INC2.15%
QCOMQUALCOMM INC2.14%

<出典:ProShares VERS

 

という感じ。

 

VERSの国別の構成銘柄の割合は以下の通り。

 

 

日本からは「ソニー」のみ入っていますが、上位約86%を占めているのは米国企業です。

 

 

また、セクター別の構成比率は以下の通り。

  • Google
  • APPLE
  • META
  • Microsoft
  • NVDIA

 

などの企業が上位を占めている事からも分かる通り、

 

メディア・エンタメと半導体分野で約50%以上を占めている形になります。

 

 

半年に一度、リバランスはされますが、上位銘柄にはあまり大きな変化がなさそうな印象です。

 

メタバースETF VERSのパフォーマンスは?

メタバースETF VERSのパフォーマンスは?

メタバースETF「VERS」のパフォーマンスとして、上場後の株価推移をみてみましょう。

 

 

メタバースETF「VERS」は2022年3月15日に上場したばかりの新しいETFなので、まだ期間は短いのですが株価チャートは下記の通りです。

 

 

 

 

「メタバース」ETFへの期待値や値動きを確認するには、世界初のメタバースETF「ラウンドヒルボールメタバースETF」をベンチマークにすると良いかもしれません。

 

>>>メタバースETF「META」の特徴や構成銘柄について徹底解説~次世代インターネット関連銘柄をまとめて購入できます~

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メタバースETF VERSが購入可能な証券会社は?

メタバースETF VERSが購入可能な証券会社は?

メタバースETF 「VERS」が購入可能な証券会社はどこなのでしょうか?

 

 

残念ながら、メタバースETF 「VERS」は「SBI証券」、「マネックス証券」、「楽天証券」などの日本の大手ネット証券では取り扱いがありません。

 

 

 

ただ、「IG証券」であれば将来的に取り扱いの可能性があります。

 

 

なぜなら、IG証券では

 

  1. METV(旧META)(The Roundhill Ball Metaverse ETF)
  2. MTVR(Fount Metaverse ETF)

 

 

といったメタバースETFを取り扱っているからです。

 

 

ついんず

IG証券って初めて聞く名前だけでど実際どうなの?

 

 

IG証券は、日本ではあまり聞いた事がないかもしれませんが、

 

  •  ロンドンに本拠地を構える世界的に有名な金融グループであるIGグループが親会社
  •  IGグループは45年以上の歴史を持ち、世界で31万人以上のユーザーがいて、ロンドン証券取引所に上場
  •  IG証券では破壊的イノベーションETFを提供しているARK INVESTMENT社のETF(ARKK/ARKF/ARKX等)の取扱いあり

 

 

といった特徴があり、世界的に有名で国内大手証券会社では取り扱っていない銘柄を豊富に取り扱っています。

 

IG証券

 

 

3分ほどで口座開設の申し込みが完了します。

 

 

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メタバースへ投資する方法はETFだけでなく、他にも方法があります。詳しく知りたい人は下記の記事をどうぞ。

 

>>>メタバースに投資する方法と投資するべき3つの理由を徹底解説~メガトレンドに乗り遅れるな!~

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メタバースETF「VERS」の特徴や構成銘柄について徹底解説~Proshares初のメタバースETF~:まとめ

メタバースETF「VERS」の特徴や構成銘柄について紹介してきました。

 

 

簡単に振り返っていきましょう。

 

 

VERSは、ProFund社が手掛けるProshares(プロシェアーズ)ETFの中で初のメタバース特化ETFで、メタバース関連事業を手掛ける40銘柄から構成されています。

 

 

ポートフォリオへの組み入れ条件が厳格に設定されている為、ITテックのGAFAMや半導体のNVDIA、ゲームプラットフォームのUnityなど世界的に知名度のある米国企業がポートフォリオ上位を占めています。

 

 

 

よって、Proshare VERS ETFは「メタバース市場全体に投資をしたい」という人にはうってつけのオールラウンダー型のETFと言えます。

 

 

ただ、残念な事にメタバースETF「VERS」はSBIやマネックス、楽天証券など国内の大手証券会社での取り扱いはありません。

 

 

既に「METV」や「MTVR」などのメタバースETFを取り扱っているIG証券であれば、購入できるようになる可能性が高いです。

 

 

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以上、メタバースETF「VERS」の特徴や構成銘柄について徹底解説~Proshares初のメタバースETF~でした!!

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