ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算発表~抜群の安定感とMSCIとの戦略的提携~

  • ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算発表はいつあったの?
  • ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算結果は?
  • ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算前後の株価の動きは?

 

そんな疑問に答えます。

 

本記事では、今後の投資銘柄選定や、類似銘柄の株価動向予測やパターン分析などを参考にする為に、市場参加者の注目度が高い企業であるロイヤリティファーマ(RPRX)の「決算結果」、「決算発表後の株価の動き」等について纏めています。

 

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者・これから株式投資を検討している人

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1期決算が2021年5月11日に発表されました。

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)は2020年6月にナスダック市場に上場後、2020年第2四半期決算2020年第3四半期決算2020年第4四半期決算、全て好決算を出しています。

 

 

そんなロイヤリティファーマ(RPRX)の「2021Q1決算内容」や「決算前後の株価の動き」はどうだったのでしょうか?

 

 

本記事では、ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算結果と決算内容、株価の値動きについて纏めています。ロイヤリティファーマ(RPRX)の一連のムーブメントが今後の株式投資の判断材料として少しでも参考になれば幸いです。

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算発表~抜群の安定感とMSCIとの戦略的提携~

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果: 2021年Q1決算内容

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果ですが、2021年Q1決算結果は良好、いわゆる好決算でした。

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果について、下記の5つについて詳しくみていきましょう。

 

  1.  2021年Q1決算結果
  2.  通年ガイダンス
  3.  売上と利益の関係と内訳
  4.  2021年5月までに新規獲得したロイヤルティ
  5.  MSCIとの戦略的提携を発表
  6.  配当

 

1つずつ見ていきましょう。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算内容①: 2021年Q1決算結果

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果を見る前に、ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算の善し悪しを判断する為のポイントを確認しておきましょう。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算時に確認すべきポイントは以下の3点です。

 

  • ロイヤリティファーマのAdjusted Cash Receipts: 通常の会社の「売上」
  • ロイヤリティファーマのAdjusted Cash Flow: 通常の会社の「利益」
  • ロイヤリティファーマの場合、特にAdjusted Cash Flow(利益)が伸びているかどうかに注目する

 

上記を踏まえ、ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算の結果を見ていきましょう。

 

RPRX_2021Q1売上

<出典: ロイヤリティファーマ(RPRX) 決算資料  Q1 2021 Financial Results>

 

  •  Adjusted Cash Receipts:   5.24億ドル(前年同期比+37%)
  •  Adjusted Cash Flow:    4.09億ドル(前年同期比+37%)

 

売上、利益ともに高い成長率を維持し、前年同期比+37%の高成長という結果になっています。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算内容②: ガイダンス

ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年通年ガイダンスは下記の通りです。

 

ガイダンスを上方修正しています。

 

2021Q12020Q4
Adjusted Cash Receiptsの通年ガイダンス19.4~19.8億ドル19.1~19.6億ドル

 

前回の2020年Q4決算時に、今後5年間のガイダンスを上方修正していたのですが、そのガイダンスをさらに上方修正してきました。

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の具体的な決算内容について、Q14 Earningsの資料を詳しく確認していきましょう。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算内容③: 売上と利益の関係と内訳

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算で発表された「売上と利益の関係」は下記のウォーターフォールチャートで示されています。

 

RPRX_2021Q1売上と利益

<出典: ロイヤリティファーマ(RPRX) 決算資料  Q1 2021 Financial Results>

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果を見る上で一番重要なAdjusted Cash Flow(利益)は、上記資料の一番右側に記載されています。

 

 

Royalty ReceiptsからNon-Controlling Interestを差し引いた$524(M)がAdjusted Cash Receiptsで、この部分が売上に相当します。

 

 

そして、Adjusted Cash Receiptsから人件費やR&D資金、借入金利などを差し引いたものが通常の会社の営業利益に該当するAdjusted Cash Flow(non-GAAP)で、$409(M)となっています。

 

 

Adjusted Cash ReceiptsとAdjusted Cash Flowの差がほとんどなく、その比率は78.1%とトップラインがほぼそのまま利益になっています。

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)が、具体的に何のロイヤルティから収入を得ているのか、2021年Q1収入の内訳を少しみていきます。

 

 

先程のウォーターフォールチャートの一番左側にあったRoyalty Receiptsの内訳を表しているのが下記のスライドです。

RPRX2021Q1収入内訳

<出典: ロイヤリティファーマ(RPRX) 決算資料  2021Q1  Financial Results>

 

2021年Q1のロイヤルティ収入全体の成長率は前年同期比で+19%という結果でした。2020年Q3の成長率は+7%、2020年Q4の成長率は+9%だったので、大きくモメンタムが改善しています。

 

 

内訳をみると、Vertex社のcystic fibrosis(嚢胞性線維症)が大きく+68%と大きなドライバーになっています。

 

 

また、「Abbie & Johnson&Johnson」のImbruvica、Novartisの「Xtandi」、Merck&Co.の「Promacta」も好調で2桁成長をもたらしています。

 

 

一方で、「Gilead社」のHIVフランチャイズが大幅に減少し、▲45%となっています。

 

 

主にTruvadaとAtriplaのLOE、および米国におけるエムトリシタビンに起因する併用療法の売上の割合が減少したことによるもので、Q2にも同様の影響が予想されているとのコメントがありました。

 

 

ポジティブ要因とネガティブ要因がありましたが、結果的に+19%の高いロイヤリティ収入の成長率を維持しています。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算内容④: 2021年5月までに新規獲得したロイヤルティ

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算時に発表された新規獲得ロイヤリティをみていきましょう。

 

 

2021年4月と以下の2つのロイヤリティを取得しています。

 

  • グラクソ・スミスクライン社が保有するカボザンチニブ製品(CabometyxおよびCometriq)
  • Dicerna社が保有するOxlumo

 

 

グラクソ・スミスクライン社が保有するカボザンチニブ製品(CabometyxおよびCometriq)のロイヤリティ獲得により、契約一時金$342 millionと、肺がん/前立腺がんでの承認に基づく潜在的なマイルストン$50Mに対して、全世界での純売上高の3%のロイヤルティを受け取る事になります。

 

CabometyxとCometriqの売上は、2020年の$1,087Mから2025年には$3,013に成長すると予想されています。

 

 

Oxlumoは2020年11月に欧州および米国で承認され、アルナイム社が12月に発売したばかりの新薬です。

 

 

ロイヤリティファーマは、契約一時金$180 millionと$60Mの潜在的な売上ベースの数%のロイヤリティを受け取る事になります。

 

 

尚、アルナイラム社は、2025年に$333Mの売上を予測。$500Mを超える潜在的な市場機会があると述べています。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算内容⑤: MSCIとの戦略的提携を発表

ロイヤリティファーマ(RPRX)は、世界の投資コミュニティーに重要な投資判断支援ツールとサービスを提供する大手企業であるMSCIと戦略的提携を発表しました。

 

MSCIがライフサイエン・バイオテクノロジー・医薬品分野のテーマ別インデックスETF、いわゆるライフサイエンス指数を作る為に、専門知識のあるエキスパート集団ロイヤリティファーマに協力を依頼した形になります。

 

一見、MSCIとの提携がロイヤリティファーマ(RPRX)に「どんなメリットをもたらすのか」、イメージしにくいのですが、CEOのPablo Legorretaは、Conference Callで、MSCIとの提携には主に3つのメリットがあると強調していました。

 

  1. インデックス連動する世界のライフサイエンス分野の運用において、継続的で成長性のあるライセンス収入源を生み出すことが期待できる
  2. バイオ医薬品業界におけるイノベーションの主要な資金提供者としてのロイヤリティファーマの貢献度と認知度を高めることができる
  3. 提携要件を満たす能力をすでに備えているため、必要な初期費用は最小限に抑えられる

 

つまり、ロイヤリティファーマとしては、自分たちが普段から蓄積している知識やノウハウの一部を提供するだけで、いわゆる「広報、プロモーション活動ができる」と考えているという事ですね。

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算内容⑥: 配当

ロイヤリティファーマ(RPRX)の次期配当金情報は下記の通り。

 

2021年Q2分
RPRX配当発表日2021年4月15日
RPRX配当の権利落ち日2021年5月20日
RPRX配当支払い日2021年6月15日
RPRX 1株当たり配当金$0.17
RPRX配当利回り

 

1株当たり配当金は前回の$0.17のままスライドしています。

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の配当月や配当実績などについては下記の記事に詳しく纏めています。

 

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2021年Q1決算発表前後のロイヤリティファーマ(RPRX)の株価の動きはどうなったのでしょうか?

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算前後の株価の動き

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算前後の株価格の動き

ロイヤリティファーマ(RPRX)の直近の株価の動きを見ていきましょう。

 

前回の2020年Q4決算発表日「2021年2月17日」から、2021年Q1決算日までの株価の動きは上記チャートの通りです。

 

 

前回決算から約3か月間でロイヤリティファーマ(RPRX)の株価は約▲11%下落しており、軟調に推移しています。

 

 

ただ、株価が軟調な理由や原因は、ロイヤリティファーマ(RPRX)にありません。

 

 

経済回復の兆しが見られ始めている事から、米国債利回りが上昇基調にあり、早期テーパリングの可能性が市場で意識され始めている事主な原因です。

 

ナスダック銘柄、とりわけハイパーグロース株、昨年急上昇したSPAC銘柄やEVなどのテーマ株から資金が抜けており、大きく株価が下がっている地合いが続いています。

 

 

「好決算だから株価が上がる」という単純な話ではありませんね。

 

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ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算発表~抜群の安定感とMSCIとの戦略的提携~: まとめ

ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算結果と内容、株価の推移についてみてきました。

 

簡単に振り返っていきましょう。

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算を見る上で重要なAdjusted Cash Receipts(売上)とAdjusted Cash Flow(営業利益)の成長率は、それぞれ+37%でした。

 

 

前回上方修正したばかりのガイダンスを今回さらに上方修正しています。

 

 

MSCIと戦略的提携を発表し、MSCIのライフサイエンスETF組成にあたり、本分野におけるロイヤリティファーマ(RPRX)の知名度が高まっていく事などが期待されています。

 

 

ロイヤリティファーマ(RPRX)の株価推移は軟調で、2020Q4好決算を受けてからの約3か月間で約▲11%下落しています。

 

 

テーパリング懸念による米国10年債利回りの上昇により、バリュエーションの高いナスダック銘柄から資金が抜けている事が原因で、ロイヤリティファーマ(RPRX)に問題はありませんね。

 

 

4回連続で安定した好決算を出している企業ですが、個人的には本格的な上昇にはまだまだ、まだまだ時間がかかると思っています。

 

定期的に買い増しして、着実に枚数を増やしていきたいと思います。

 

>>>ロイヤリティファーマ(RPRX)の魅力【米国株の2020年IPO優良銘柄】

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以上、ロイヤリティファーマ(RPRX)の2021年Q1決算発表~抜群の安定感とMSCIとの戦略的提携~でした!!

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