グッドアールエックス(GDRX)の2020年Q4/通年決算結果~株価の上昇はまだまだ先か?~

本記事では、今後の投資銘柄選定や、類似銘柄の株価動向予測やパターン分析などに参考にする為に個人的に気になる企業や市場参加者の注目度が高い企業の「決算結果」、「決算発表後の株価の動き」等について纏めています。

 

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者・これから株式投資を検討している人

 

 

2020年9月に満を持してナスダックに上場したグッドアールエックス(GDRX)。

 

IPO後初の決算となる前回の2020年第3四半期決算は無事にクリア。しかし、米国の金利上昇によりグロース株などが軒並み売られる地合いの悪い中で決算発表を迎え、しかも、決算発表の数日後にAmazon Pharmacyの発表を受け、株価が大きく値下がりする洗礼を受けています。

 

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グッドアールエックス(GDRX)のIPO後初決算と株価推移~2020年第3四半期決算結果は?~Amazonが市場参入

 

そんなグッドアールエックス(GDRX)は、2021年3月11日に2020年第4四半期/通年決算を発表しました。

 

グッドアールエックス(GDRX)の「2020年Q4決算内容」や「決算前後の株価の動き」はどうだったのでしょうか?

 

本記事では、グッドアールエックス(GDRX)の2020年Q4決算結果と決算内容、株価の値動きについてついて纏めています。グッドアールエックス(GDRX)の一連のムーブメントが今後の株式投資の判断材料として少しでも参考になれば幸いです。

 

グッドアールエックス(GDRX)の2020年Q4/通年決算結果~株価の上昇はまだまだ先か?~

グッドアールエックス(GDRX)の決算結果:2020年第4四半期/通年の決算内容

グッドアールエックス(GDRX)の決算結果と株価推移

 

グッドアールエックス(GDRX)の2020年第4四半期/通年決算の結果と内容について、3つに分類してみていきましょう。

 

  1.  2020年第4四半期/通年決算結果とガイダンス
  2.  Financial Data
  3.  四半期毎の売上推移

 

1つず見ていきましょう。

 

グッドアールエックス(GDRX)の決算結果①: 2020年第4四半期/通年決算結果とガイダンス

グッドアールエックス(GDRX)の売上高とEPSの結果とコンセンサス予想は下記の通りです。

 

第4四半期予想結果
EPS▲$0.74▲$0.81
売上147.8M153.5M

 

EPSはミスしていますが、売上高はコンセンサス予想を上回る結果でした。売上高成長率は2019年Q4が$113.3Mだった為、+35.6%と大きく伸びています。

 

また、通年の売上高は$550.7Mと、前年の$388.2Mから+42%成長でした。売上高については、2020年第4四半期、通年ともにコンセンサス予想を上回り、高成長率であった事が分かります。

 

2021年第4四半期、通年のガイダンスをみていきましょう。

 

GDRXの2021年Q1ガイダンス

<出典:GoodRX Shareholders letter>

 

2021年Q1ガイダンスと2021年通年ガイダンスは、売上高が$160M、$745Mです。

 

売上高成長は、それぞれ約+20%、約+30%となっており、成長率は弱めになっています。

 

グッドアールエックス(GDRX)の決算結果②: 2020年第4四半期のFinancial Data

GDRX_2020年Q4Financial data

<出典:GoodRX Shareholders letter>

グッドアールエックスGDRX)の2020年第4四半期(Q4)のFinancialデータを見ていきます。

 

全ビジネスの総売上高は、$153.5Mと、前年同期比+36、通年では$550.7(+42%)とトップラインは大きく成長しています。

 

一方で、2020年第3四半期に続き、2020年第4四半期でも▲$298MのNet Loss(純損失)を計上しています。通年ベースでみても、▲$293Mの赤字で着地しています。

 

2019年第4四半期は$15.2Mの黒字、通年では$66Mの黒字だたので、一見するとあまり良い印象は受けません。

 

損失の理由は、主に、株式報酬に関連する費用および給与税が前年同期比で$296.7M増加したことによるものです。

 

加えて、2020年の営業活動キャッシュフロー推移だけを見ると、四半期毎に右肩下がりなので不安になりますが、2020年第4四半期は前年同期と比べてもほぼ同水準。しかも、通年ベースでは、+53.3%とむしろキャッシュフローはプラスで着地しています。

 

グッドアールエックス(GDRX)の決算結果③: 四半期毎の売上推移

GDRXの売上推移

<出典:GoodRX Shareholders letterの数字を基に筆者作成>

グッドアールエックス(GDRX)の四半期毎の売上推移を見てみましょう。

 

上記グラフは、2019年Q1から2020年Q4までのグッドアールエックス(GDRX)の四半期毎の売上推移とコアビジネス(Prescription)の売上割合の推移です。

 

売上は2020年第3四半期決算以降も好調を維持し、キレイな右肩上がりで推移しています。

 

売上の内訳を見ると、Prescription Businessが85.5%となっています。

 

依然として、Prescription Businessが主流である事に変わりませんが、2020年に入ってから意図的にPrescription Businessへの依存度を徐々に下げる為の取り組みの成果が見え始めており、第4四半期には依存度を85.5%まで下げる事に成功しています。

 

一方で、売上の約15%を占めるのが、サブスクリプションビジネスやTelehealthビジネスなどが含まれるその他ビジネスです。ポーションはまだ小さいものの、2020年第4四半期売上高は、$22.2Mと前年同期比+152%と大きく成長しています。

 

売上の依存度を下げているとはいえ、コアビジネスであるPrescriptionの2020年第3四半期売上高は$131.3Mと、前年同期比で+25.6%という高い成長率を維持しています。

 

2020年第3四半期の時点で、懸念されていたプラットフォームのユーザー数が順調に増えた事が要因です。

 

実際、グッドアールエックス(GDRX)がKPIにしているMonthly Active User数(月間利用者数)を見ると、2020年第4四半期は5.6Mのユーザーが利用し、四半期ベースで過去最高記録を達成しています。

GDRXのユーザー数推移

<出典:GoodRX Shareholders letterの数字を基に筆者作成>

 

実は、前回決算以降、新型コロナウイルス感染者数が再び増加傾向にあった為、外出自粛などに伴う一時的なユーザー数の減少により、今回の2020年第4四半期決算時のユーザー数の落ち込みが懸念されていました。

 

ただ、蓋を開けてみれば「過去最高のユーザー数を記録する」という結果に着地しています。

 

グッドアールエックス(GDRX)は、メイン事業のPrescripition BusinessとサブのSubscriptionビジネスも並行して、上手に事業を育ててきており、Solidなビジネス展開をしている事が読み取れます。

グッドアールエックス(GDRX)の決算前後の株価の動き

グッドアールエックス(GDRX)の決算前後の株価の動きを見ていきましょう。

 

上記チャートは前回決算発表された11月12日から2021年3月11日までの約3か月間のグッドアールエックス(GDRX)の株価推移です。

 

3か月間のグッドアールエックス(GDRX)の株価の安値は$34台、高値は$57ですが、決算発表日を起点に株価の推移を見ると、▲11.4%下落しています。

 

前回の決算発表の際には、Amazonが「Amazon Pharmacy」サービスを発表した事で、グッドアールエックス(GDRX)の株価は暴落をしました。

 

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グッドアールエックス(GDRX)のIPO後初決算と株価推移~2020年第3四半期決算結果は?~Amazonが市場参入

 

今回は、EPSのミスが嫌気され、決算発表後はアフターで約4%下げています。

https://twitter.com/twin_papariman/status/1370172549208756227?s=20

 

その後も、米国の長期金利が上昇傾向にある事も影響し、決算発表時には$43台だった株価は続落し、数日間で$37台まで落ち込んでいます。

 

2021年1月以降は米国株の1月アノマリー通り、堅調な値動きを見せ2月上旬には$57台の高値をつけましたが、米国の長期金利が2021年2月中旬から急上昇した事で、グッドアール(GDRX)の株価は2月から3月の1か月間で大きく下落しています。

 

米国の長期金利の上昇により、実際、多くのハイテク株、テーマ株が売り込まれました。米国10年債利回りの動向には要注意です。

 

>>>米国の長期金利上昇が与える影響は?~個別銘柄の株価の動きを徹底検証してみた~

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米国の長期金利が与える影響サムネ

グッドアールエックス(GDRX)の2020年Q4/通年決算結果~株価の上昇はまだまだ先か?~: まとめ

グッドアールエックス(GDRX)の2020年第4四半期/通年決算と株価の推移について見てきました。

 

簡単に振り返ってみましょう。

 

IPO後、2回目の決算となったグッドアールエックス(GDRX)の2020年第4四半期/通期決算は、EPSがコンセンサス予想を下回る結果になりました。

 

売上高はコンセンサス予想を上回り、売上高成長率は20202Q4が+35.6%、通年では+42%と堅調に伸びています。

 

ただ、グッドアールエックス(GDRX)の2021年Q1ガイダンスおよび2021年FYガイダンスの売上高成長率は+20%、+30%と弱めな印象です。

 

EPSのミスを受け、株価は決算発表後のアフターマーケットで▲4%下落し、その後も数日間は下落基調にあります。

 

前回決算発表からの3か月間の株価変動率は約▲11%で、$30~$50の間をレンジで動いているような状況です。

 

本格的な上昇にはまだまだ時間がかかりそうです。

 

グッドアールエックス(GDRX)の株価は、米国10年債利回りの動きと逆相関な動きをしているので、FOMCが決定する金融政策の方針に大きく左右されます。

 

FOMCが定期的に発信するメッセージ、特に量的緩和縮小(テーパリング)の開始時期については注意していきたいですね。

 

>>>テーパリングはいつ始まる?~FOMCの2021年3月の重要メッセージ~

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テーパリングはいつ始まる? ~FOMCの2021年3月の重要メッセージ~

 

以上、グッドアールエックス(GDRX)の2020年Q4/通年決算結果~株価の上昇はまだまだ先か?~でした!!

グッドアールエックス(GDRX)の2020年Q4/通年決算結果 ~株価の上昇はまだまだ先か?~
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