ヒートマップで米国株式市場の状況が一目で分かるツール「フィンビズ(finviz)」で出来る事を徹底解説

  • 2021年7月20日
  • 2021年12月25日
  • US.STOCK

 

  • 米国株のヒートマップツールで有名なfinviz(フィンビズ)って、具体的に何ができるの?

 

そんな疑問に答えます。

 

【想定読者】 株式投資初心者・米国株投資初心者・これから株式投資を検討している人

 

Twitterなどでよく、米国株投資家はヒートマップツールを使った投稿をしているのを見かけますよね。

 

 

株価の騰落率が視覚的に分かるので重宝しているのですが、実は活用方法は他にもある事はあまり知られていません。

 

 

本記事では、米国株のヒートマップツールで有名なfinviz(フィンビズ)でできる事について画像付きで詳しく紹介します。

 

 

本記事を読む事で、「米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)とは何か?」「具体的に何ができるのか?」が分かります。

 

 

ヒートマップで米国株式市場の状況が一目で分かるツール「フィンビズ(finviz)」で出来る事を徹底解説

米国主要株価をヒートマップで把握できる事で超有名なサービスがfinviz(フィンビズ)

フィンビズ(finviz)はヒートマップで米国株式市場が把握できる事で超有名なサービス

finviz(フィンビズ)は、米国主要株価をヒートマップで把握できる事で超有名なサービスです。

 

 

投資家が株式市場の情報に容易にアクセスできるブラウザベースの情報提供プラットフォームとして、金融ニュース、マーケットマップ、チャートなど様々な情報にアクセスすることができ、しかも無料で利用可能。

 

 

米国人をはじめ、世界中の投資家に使われている人気のツールの1つです。

 

 

finvizで特に有名なのは米国株のS&P500銘柄のヒートマップです。

 

 

S&P500とは、ニューヨーク証券取引所、ナスダックなどに上場している企業の中から選ばれた代表的な500社の株価を基に算出される時価総額加重平均型株価指数の事です。

 

 

S&P500のセクターは主に11種類に分かれているのですが、各セクターに属する代表銘柄の好不調がヒートマップで一目で可視化されるのが特徴です。

 

分類代表的な企業
1情報技術株マイクロソフト、Apple、Visa など
2ヘルスケア株ジョンソン・エンド・ジョンソン、ファイザー、ユナイテッド・ヘルス など
3金融株バークシャー・ハサウェイ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ など
4一般消費財株Amazon.com、ザ・ホーム・デポ、マクドナルド など
5資本財株ボーイング、ハネウェル、ユニオン・パシフィック鉄道 など
6コミュニケーションサービス株Alphabet、Facebook、ベライゾン・コミュニケーションズ など
7生活必需品株プロクター・アンド・ギャンブル、ザ コカ・コーラ カンパニー、ペプシコ など
8エネルギー株エクソンモービル、シェブロン、コノコフィリップス など
9公益株ネクステラ・エナジー、デューク・エナジー、ドミニオン・エナジー など
10不動産株アメリカン・タワー、サイモン・プロパティ・グループ など
11素材株リンデ、デュポン など

 

米国株のヒートマップが一目で分かるのがfinviz(フィンビズ)の最大の特徴

 

株価が好調な銘柄は「緑色」、不調な銘柄は「赤色」と色分けされているので、好調な銘柄と下落している銘柄を直感的に視覚的に見分けることができると同時に、セクターの好不調も見えてきます。

 

 

つまり、ヒートマップを見れば米国株式市場全体を牽引するS&P銘柄全体の動きと個別企業の内訳も可視化される為、「解像度」の高い情報取得が可能になります。

 

米国株のヒートマップツール「finviz(フィンビズ)」でできる事

フィンビズ(finviz)のヒートマップでできる事

finviz(フィンビズ)のヒートマップは誰でも無料で利用可能で、具体的にできる事は下記の5点です。

 

  1.  セクター別に状況把握ができる
  2.  個別銘柄の規模が一目で分かる
  3.  短期・中期・長期の軸で見れる
  4.  米国株式市場だけでなく世界全体の株式市場の状況も見れる
  5.  配当利率が見れる
  6.  個別銘柄のチャートも見れる

 

順番に見ていきましょう。

 

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事①: セクター別に状況把握ができる

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事1つ目は、「セクター別に状況把握ができる」です。

 

 

セクターとは、上述した11種類の業種分類の事を指します。

 

 

finvizの米国株ヒートマップは下記の通りセクター毎に11個のブロックに分かれています。

 

 

 

セクター毎に株価騰落率を見る事で、「今日は金融関連銘柄が全体的に強いな」とか、「アップルやグーグルなどIT関連株が大きく動いているな」とかが一目で分かります。

 

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事②: 個別銘柄の規模が一目で分かる

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事2つ目は、「個別銘柄の規模が一目で分かる」です。

 

 

finvizのヒートマップは、時価総額の大きい銘柄ほど面積が大きく表示されています。

 

 

その為、セクターと個別銘柄の規模が一目で直感的に分かります。

 

 

ヒートマップの面積の大小を見れば、S&P500に選出された企業の時価総額規模を視覚的に理解できるので、セクターの中でも存在感のある企業が分かり、その企業の調子の善し悪しからセクター全体への影響度合いを測る事ができます。

 

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事③: 短期・中期・長期の軸で見れる

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事3つ目は、「短期・中期・長期の軸で見れる」です。

 

 

finvizのヒートマップは、時間軸を変えて閲覧する事が可能です。

 

 

Mapsタブで、画面左側にあるパフォーマンスバーを選択し、プルダウンで確認したい時間軸でのパフォーマンスを見る事ができます。

 

プルダウンで選択可能な時間軸は下記の通りです。

 

  •  1日
  •  1週間
  •  1ヶ月
  •  3ヶ月
  •  半年
  •  1年

 

時間軸を変えて、セクター全体の騰落率を見る事ができるので、投資スタンスに応じた柔軟な分析が可能になります。

 

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事④: 米国株式市場だけでなく世界全体の株式市場の状況も見れる

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事4つ目は、「米国株式市場だけでなく世界全体の株式市場の状況も見れる」です。

 

 

画面左にある項目の中から「World」を選択すると、上記画像のように全世界の主要銘柄のパフォーマンスが視覚的に確認できます。

 

また、カーソルを合わせると、各国の株式市場の主要銘柄とそのパフォーマンスが閲覧できます。

 

 

例えば、中国株式市場にカーソルを合わせると下記のように画面が変わります。

 

 

カーソルで選択した株式市場が黄色枠で囲まれ、その市場の特定銘柄と株価及び騰落率が一覧で表示されます。

 

 

世界の株式市場のパフォーマンスもS&P500と同様に、上述のように時間軸を変更して騰落率を確認する事が可能です。

 

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事⑤: 配当利率が見れる

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事5つ目は、「配当利率が見れる」です。

 

画面左にあるプルダウンから「Dividend Yield」を選択すると、配当を出している銘柄とその配当利率を視覚的に確認できます。

 

 

主に配当を出しているバリュー株の背景色は緑色、無配当銘柄は黒で表示されます。

 

 

例えば、グーグル(GOOGL)やアマゾン(AMZN)、テスラ(TSLA)など、いわゆるグロース株は無配当である事が分かります。

 

 

配当を出している銘柄に関しては、カーソルを合わせると現在の株価と配当利率がポップアップで表示されます。

 

 

例えば、XOM(エクソンモービル)を例に見てみましょう。

 

 

XOM(エクソンモービル)の場合、現在の株価は$57.32で配当利率は6.07%と高配当である事が分かります。

 

 

バリュー株投資を検討している場合は、配当を出している銘柄と配当利率が一目で分かるので投資対象のリサーチや選定がしやすいので便利です。

 

 

また、配当金管理を始め、米国株投資管理をするならスマホアプリの「カビュウ」がオススメです。

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米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事⑥: 個別銘柄のチャートも見れる

米国株のヒートマップツールfinviz(フィンビズ)でできる事6つ目は、「個別銘柄のチャートも見れる」です。

 

 

検索窓にティッカーシンボルを入力するだけで、下記のようなチャートを見る事ができます。

 

 

上記の株価チャートは、クラウドストライク(CRWD)の例ですが、以下画像の赤枠にティッカーシンボルであるCRWDを入力するだけで表示されます。

 

 

finvizのヒートマップは、相場のバランス感や簡単な現状把握をする意味では有効ですが、ヒートマップだけでは米国株式市場で話題の人気銘柄などは分かりません。

 

 

米国株式投資で投資パフォーマンスをあげていくには、個別企業の四半期決算の確認や市場で話題の銘柄やその時々に注目されているトレンドの銘柄を把握していく事が重要になってきます。

 

 

投資対象候補探しは、自力でリサーチする事も重要ですが、バイアスをかけずにニュートラルな情報を集める事も重要です。

 

 

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ヒートマップで米国株式市場の状況が一目で分かるツール「フィンビズ(finviz)」で出来る事を徹底解説:まとめ

米国株のヒートマップツールフィンビズ(finviz)について、特徴や使い方を中心に紹介してきました。

 

 

簡単に振り返っていきましょう。

 

 

フィンビズ(finviz)はヒートマップで米国株式市場、S&P500銘柄の状況を一目で把握できるラウザベースの情報提供プラットフォーム。

 

 

そんな米国株のヒートマップツールフィンビズ(finviz)は無料で利用可能で、主にできる事は下記の通り。

 

  1.  セクター別に状況把握ができる
  2.  個別銘柄の規模が一目で分かる
  3.  短期・中期・長期の軸で見れる
  4.  米国株式市場だけでなく世界全体の株式市場の状況も見れる
  5.  配当利率が見れる
  6.  個別銘柄のチャートも見れる

 

 

米国株投資を行う上で、有用なツールを使いこなす事も重要ですが、より重要なのは情報収集です。

 

 

目的別に情報収集と情報管理を行って、投資パフォーマンスを向上させていきたいですね。

 

 

>>>米国株の情報収集を効率よく行う為のコツ【目的別の手段を具体的に紹介】

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以上、ヒートマップで米国株式市場の状況が一目で分かるツール「フィンビズ(finviz)」で出来る事を徹底解説でした!!

フィンビズ(finviz) ~ヒートマップで米国株式市場の状況が一目で分かるツールを解説~
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